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2016年12月1日木曜日

16/12/01 本日の報告 M41A・シテス/スペクトラ

こんばんは。
不定時連絡です。師走に突入しましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

私はというと、時折体調が振るわない事もありますが、そんなの言ってられないくらい巻いてます。

M41A、いよいよ納期の12月になり、マジでリミットがあと1か月です。
今まで何度もずるずるペンディングしてきた案件だけに、今度こそはとこれまでないくらいに意気込んで作業させてもらってます。


そのM41Aですが、先走って加工したものの、よくよく擦り合せるとズレてる部分があちこち出てきまして、通常の工作作業と並行してそれの修正も行っています。

このように、削り過ぎた部分のパテ盛りとか、逆に足りない部分の削り足しとか。

それから、先日話題に上げてたトリガーの調整はこんな感じに。

元々のトリガーを途中から切り落とし、肉厚の鉄板を仲介して、これはたぶんG36かAKのトリガーを加工した物を取り付けです。
双方の取り付け基部にネジを切り、M3のネジを打ち込んで補強しています。
仕上げにオートウェルドでがっちり固める予定。

これで、加工前は前方に行き過ぎていたトリガーの位置を、3cm弱後ろにずらし、ちょうどいい場所に収める事が出来ました!



あとは見える部分や鉄材を使っている部分の黒染めですかね、ブルーイング自体には機能性以外特にこだわっている訳でもないので、凝ってる方からすると目玉をひん剥くような突貫作業ですが。



その他。

シテス・スペクトラ(スペクター)、買いました。

本体+マガジンに追加でマガジン2本が付いて諭吉さん一人で足りるとは、なかなかのお買い得だと思います。

ただし、中身を弄れない人は絶対に買ってはいけないアイテムですね。
正直真性の産廃です。こんなのに数千円も出すならまだ博打にお金突っ込んだ方がマシですねw

試しにと分解したところ、まぁとにかく酷い出来でした。この作りで完品の売りモノにしようとしたメーカーの気が知れない。これは手の入れ甲斐がありそうです。

ロールアウトはまだまだ先になりそうですが、今から改修の機構を考えるのが楽しいです。


今日報告できるのはこんなところでしょうか。
ご覧いただきありがとうございました。ではまた~。

2016年11月24日木曜日

16/11/24 本日の報告 M41A続報 ガリルARM

おはようございます。不定時連絡です。

M41Aの納期が迫る中、折からの体調不良でここ一か月近く半分以上臥せっておりました。
お蔭様で最近は何とが手が動くようになり、巻き巻きで加工作業に掛れております。


構造上どうしても強度が欲しい部分なので、使う素材も自ずと鉄材等の硬い物になります。
この辺がノーマルなガンスミス作業とは大きく異なる所。
道なき道をガリゴリ削って切り開いて行きます。

先日記事にした「コの字型の金具」ですが、あれのままだと「耳」の部分がちょっと長過ぎて干渉するので、そこを金鋸で落とし、取り付け用のネジ穴を開口します。

更に、固定の「受け」側になる樹脂製のメカボックスの方には、位置を決めてナットを埋め込みます。
ちょうど良く凹みがあったので、そこを利用してオートウェルドでガッチリ固定。

下準備が済んだ所で、メカボックスにジャケットを被せ、ジャケットの溝を利用して両サイドから皿ネジ+ワッシャで締め込み固定。

このようになりました↓

一応この加工で、コッキングの際にメカボに掛かる負荷は上手くジャケットに連動し、脱落等の不具合を防げるはずです。

これで大がかりな加工を伴う作業は一つ終わった感じです。
しかしながら、まだまだ作業量の多い金属加工は残っております。

ああ、次はトリガー調整だ・・・。

トリガーを何とかすれば、あとはアクションバーとフォアグリップの固定、フロントパネル(銃口部)とジャケットの固定、くらいのものなんですがねー。



そんなこんなしている一方で。


\デーン!/

んでもって



\デェェーン!/

ご覧の通り、栓抜きことICSのガリルARMたんです。
あれ?君こないだ買い過ぎたから暫く自粛するとか何とか・・・いや格安だったんだよ!

エアガンの名前はガリルARM、落札者の名前はxiseta。ごく普通のエアガンとして諸々のオマケも付き、格安の条件でオークションに出され、(恐らく普通ではない)落札者に落札されたごく普通のエアガン。・・・でもただ一つ違っていたのは、このガリルにはボルトカバーが無かったのです!(CV:中村正)



冗談じゃねぇ、不具合品じゃねえか!と怒るのは簡単ですが、元々格安の条件がソコだったので私ももちろん了承した上で入札しました。

無いものは、創ればいいじゃない。
みつお

ガリルのボルトカバーの画像をかき集め見当を付け、なんとかなるさー、と高をくくっておりましたが、やはりあの特徴的な取っ手というかツマミ、なかなかジャストミートする部品がありませぬ。

M41Aの次に早くも苦労の兆しが見え隠れ・・・?


本日ご報告できるのはこんな所です。
ご覧いただきありがとうございました。ではまた~。

2016年10月10日月曜日

16/10/10 本日の報告 マルイM4仕上げ、他

こんばんは。不定時連絡です。

ここ二三日で急に寒くなりましたが、皆様風邪など引かれてないでしょうか?

私はというと、先週の休みに体調を崩して作業できなかった、マルイのM4をやっておりました。


今年の夏ごろ、記事にしていたアレです。
最後の初速調整で少しばかり詰まっていましたが、何とか納得できる範囲に調整できました。
生憎と弾速計の写真は取り損ねましたが、だいだい85~90m/s内でばらける感じ。

弾道に関しては長いレンジもないので分かりませんが、今回も純正のバレルながら二か所ほど「おまじない」を施しておりますので、無加工の状態よりは集弾性と飛距離は上がっているはず。



あとはストックを元通り組み立てて、箱詰めして出荷です。

一応レシピ載せときますね。

2016/10/13 納品 マルイM4 レシピ


・メカボックス

 ・セクターギアの交換(マルイ純正品)
 ・軸受けの金属化
 ・メカボックス首元部分の割れ防止加工
 ・ピストンヘッドの強制吸気加工
 ・AOE調整
 ・ピストンクラッシュ避けのピストンラック加工
 ・ノズルの交換(Oリング付きのシーリングノズル)
 ・シリンダー周りの気密取り
 ・洗浄
 ・シム調整
 ・グリスアップ
 ・スイッチ金具の研磨、一部交換、接点グリスの塗布
 ・スプリングの交換
 ・初速調整にスペーサーをピストン内部に挿入

 
・モーター
 
 ・コミテーターの洗浄
 ・SBDの追加実装
 ・ピニオン位置の調整、固定


・チャンバー

 ・チャンバーパッキンの交換(PDI/Wホールドチャンバーパッキン)
 ・HOP窓周辺の加工
 ・シールテープによる機密取り


・バレル

 ・バレル開口部のテーパー加工
 ・バレル内洗浄
 ・テープ巻きによるアウターバレルとのガタ取り


以上

それからコレ、スプラシューター。



近所のド〇キで投げ売られていたのを見てしまい、つい買ってしまいました。
二本目ですよ!?カテジナさん!


あとはコレ、先日の記事で名前だけ出してたナーフ、実はかなりレアなモデル(?)なのか、一応ご尊影を挙げておきます。



スタンピーダー?かスタンピードというモデルらしい。
ストック部分のふくらみが、ブルパッパー的にはティン!と来ました。
当面は塩漬けですががが。

本日ご報告できるのはこんなところでしょうか。
ご閲覧頂きありがとうございました。

2016年9月21日水曜日

16/09/21 モロモロの雑記

こんばんは。不定時連絡です。

今日はちょっと趣向を変えて、いつもなら記事にしない些末事を集めてみました。


まずは最近の入荷状況から。
なんだかんだでここ3ヵ月くらい、仕入れたものの手が付けられないのでほったらかしにしてるものが結構あるんですよね~。
今作業中の依頼を捌いたら、依頼と1:1くらいで在庫も手を掛けて行く予定です。

写真を撮る余裕もないので、文字にだけでも起こしておきます。

古い順から、

・STAR/DRAGON(龍)・・・6月中旬頃調達。換装用の精密バレルも確か買ったはず。どう料理してやろうかな~。

・MAGPUL/PTS/PDR-C・・・6月末頃調達。グリップエクステが最初から付いている商品です。中身は未知数。

・M41Aパルスライフル・・・7月中旬頃調達。これで何挺目だM41A。どう料理して(ry

・マルシン/電動UZI・・・7月末頃?調達。マルイメカ以外の電動ガンに興味があったので、安かったのもあってついw勉強ですよ勉強!

・G&G/FNC・・・8月頭頃調達。二本目、ハイダー欠品なのでどこかから拝借せねばw

・スプラチャージャー・・・8月上旬頃?調達。ご存知スプラトゥーンでおなじみのアレ。人気のあるうちに改造して販売したい!(ポケモンGO出てからすっかり下火っすね、アッハイ)

・S&T/タボールProVer.…8月中旬頃調達。いろいろ付いて来てお得なセットだったので思わず(汗

・NERFのなんかライフル型・・・8月中旬頃調達。皆様覚えていらっしゃるでしょうか?地球防衛軍の制式ライフルを作ろうとか何とか・・・アレです。なんとなく形状が似ているような、似てないような?

・電動ミニUZI中途品・・・8月中旬頃調達。これはですねぇ、スゴイですよぉ~。匠の魂、確かに受け取りました!また追って公開しますが、ナンゾコレ!?となる事受け合いです。

・マツシロ/レバーアクションタイプの古い銃・・・8月下旬頃調達。なんとカート式でした。これカートレスに改造したら楽しいだろうな、という事で保留。

・G&G/F2000・・・8月下旬頃調達。遂にブルパップライフルの大御所入荷です!これでブルパップモデルはだいたい揃ったんじゃね?フロントサイトとハイダー欠品との事、中身も弄ってある様子ですが、このモデル特有のセミ不良は発症していない模様。

・KSC/オート9(ジャンク)・・・9月頭頃調達。お前はオート9電動化計画の礎となるのだー!(贅沢

・MAGPUL/PTS/PDR-C・・・先頃調達。二本目、ほぼ新品でこのお値段!MBUSサイトも付いてくる!という殺し文句につい・・・w



うん、買い過ぎ。
只でさえ在庫捌けてないのに何やってんの?!

まぁ、リストにするって事で目標設定しやすくなるし多少はね?



それから最近の作業。

・タボール・・・不具合の原因解明できました。いつぞやのFNCと似たような、ピストンとメカボの干渉が原因だった模様。ただしヘタリを警戒してスプリング交換したら余裕の初速オーバー。大きすぎる。修正が必要だ・・・。

・M41A・・・先日の金具作成、リトライで成功しました。フリーハンドでこの精度はちょっと頭おかしいかとw


それから本日、オクにていつもお世話になってる方から買ったM4マガジンの弾上がり不良を解消。開けて見たら給弾ルート上の有り得ない位置に押し出しピンがついてやんのwこれぞ中華クオリティ!って感じですねw
貴重なワイヤー巻き上げ式なんでテスト用に重用します。

ってここまで書いてたらいきなりのフリーズからの再起動コンボをカマされましたorz

ブロガーの自動保存機能にここまで感謝した日はない。ありがとう、そしてありがとう!


本日報告できるのはこんなところですかねー。
ではまた~。

2016年9月13日火曜日

16/09/12 本日の報告 M41A続報編 他

こんばんは。不定時報告です。

あれからいろいろありまして、少々疲れ気味であります。

先日完成して納品したタボールもセミ不良で帰ってきたりとか。

別件で受けているM4は初速が10以上跳ね上がって再調整になったりとか。

M41Aについてもずっとつっかえている箇所があったりとか。



といってもですね、やらん事には進まんのですよ(至言)。

ということで、多少無理を押して本日ちょこっと作業致しました。

具体的にはM41A、そのマシンガン部の機関部に関してモーターの再選定で停まっていたのでさっさと作業です。


右の方が今までの最有力候補、マルイのEG30000HC。

左の方が今回新たに調達してみたZCレオポルドのハイトルク・ハイスピードモーター。


前提条件として、電装系はFETスイッチ+極太銀配線にて改修済みですので、レスポンス等はこれ以上望むべくもない好条件です。

で、動かしてみた結果ですが、

・サイクル・・・ほぼ同じ、か若干30000HCの方が速い、かなー?

・レスポンス・・・確実にZCの方がキレが良い!


という結果になりました。
サマコバモーターの廉価版?!という触れ込みのこのモーター、好みは分かれるところかもしれませんが、なかなかいい感じですね!
とりあえずは弾速計でもう一度測った上でお客様に相談ですかね。


で、次が問題の工程なんですね。

なんでそもそもM41Aのチューンがこんなに遅れて炎上していたのか?


私の手が遅いのが一番の原因ですがw(爆)

その次に挙がる原因としては、間違いなくコレです。

グレネードの実装。

正直に申し上げます。これです。


自分から申請しておいて非常に申し訳ないのですが、やってみてこれが思いの外苦行でした。

ガンプラでいうところの、ノーマルの改造や、ミキシングビルドと、スクラッチビルドの間に横たわる溝、とでも言うのでしょうか?(モデラー以外に分からん例えをww)

作業難易度的にはそれくらい落差がありました。

なにしろ、予め決まっているところに、決まった中から部品を選定して組み込むのとは全く訳が違います。

寸法、機構等々、全てが全てではないですが、設計段階の事も自分でやらなければならない。

これが特に難儀でした。

ショットガンのメカボも一個潰しましたし、あーでもないこーでもない、とやっているうちにずんずん時間が経ってしまいました。

しかもコレ、プラモデルと違うのは見た目よりも中身の機構がちゃんと動かないといけないという、私の嫌いな現物合せが使えないタイプの作業です。

と、ネガティブな事を言っていても進まないので、本日の加工内容を。


グレネード部に内蔵するショットガンのメカボ、その底部を保持する為の大切な部品です。

グレネード部、如何にして動作に支障なくジャケットにメカボを固定するか、そこが最大の難点でしたが、自分なりの回答がこの形状です。

金属加工の経験もほぼ皆無の中、市販の一文字を曲げる所からスタートしたのですが、まぁいきなり上手くはいきませんなw

左の方が一投目。

右が二投目です。

二投目でコツを掴んだものの、残念ながら寸法がズレている為使えません。
一度曲げて強度が落ちたものを再利用する訳にも行きませんので、新しい板金を用意してリトライです。

とりあえずまた一文字を買ってこないとねー、って外は雨だねorz



本日ご報告できるのはこんなところでしょうか?
ご閲覧頂きありがとうございます。

ではまた~。

2016年8月20日土曜日

16/08/20 本日の報告 里帰りタボールフィニッシュ!

おはようございます。不定時連絡です。


先日は里帰りしていたタボールを仕上げました。
具体的には、バレル長を590mm→510mmに詰めて調整。

外観はこんな感じに。



バレルが短くなった分、長いサイレンサーで隠す必要もないと思い、短いサイレンサーを調達したのですが、それすら不要で、ノーマルのAR系ハイダーで十分隠れました。

まあサイレンサーは在庫にするとして。


初速とサイクルはHOPを掛けた状態でこんな感じに。



いい感じですね。
ちなみにHOPを掛けると初速がちょっと上がるプチ流速?仕様です。


これで長々と預かっていた案件もようやく一つこなせました。
次はいよいよ1年掛かりの大プロジェクト、M41Aと、ノーマルチューンのM4のカスタムですね~。



今日ご報告できるのはこんなところです。
それではまた~。

2016年8月5日金曜日

16/08/05 本日のご報告 マルイM4、タボール続報他

こんばんは。不定時連絡です。

事後報告になりますが、7月の中旬に引っ越しを行いまして、現在それの片付けに追われております。

そんな中でちょびちょびガンスミス業務も進めておりました。

こちらは3ヵ月くらい前にお預かりしたマルイのM4です。

ぼちぼちとメカボの分解。
使い込んでいたとの事でしたが、比較的中は状態も良く、大規模な改修や交換は必要無さそうです。

で、基本的なチューンを、とのご希望でしたので、今回新たに交換するのはこちらの二つのパーツのみ。


チャンバーパッキンと金属軸受けになります。


メカボを丁寧に洗浄し、今回はマルイ純正とあってやはりスライド部分もキレイでしたので研磨は特にせず、軸受けのみの取り付けです。





の予定だったのですが、細かく洗浄したところ、セクターギアの摩耗を発見。



光に照らすと分かりますが、ギアの歯の内、負荷の掛かる部分だけきっちりすり減ってますね。

手持ちのマルイ純正ギアから、比較的摩耗度合の少ない個体を選出し交換です。

幸い抵抗も無くキレイに回転してくれましたので、シム調整→グリスアップと通常の作業です。



吸気系に関しては、ちょっとばかし悩みましたが、後述のノズルとの兼ね合いもあって吸気式のピストンに加工しました。

スプリングがダメになっていた時、交換する為にもピストンヘッドのネジ頭は出しとかないと不便ですしね~。



AOE調整もいつも通りに。
併せてピストンのラックもクラッシュ防止に加工しておきます。


費用の高騰を避ける為、部品の交換はしませんが、有りモノを加工する分には出て行くお金は0円ですw

ということで、バレルの開口部は(写真ではちょっと分かりづらいですが)深いテーパーを付けました。


また、インナーバレル外側には、定番ですがテープを巻いてアウターとのブレ止めにします。

それから、写真にはありませんが、チャンバー部にもちょっとした細工+気密加工を。

最後に、ノズル。
当初は純正ノズルを加工して吐出口を絞る予定だったのですが、前回のタボールの際にあったように、ノズルの根元とシリンダーの先端との間でエア漏れが起きるのではないか、と疑った為、そこの部分に漏れ防止のOリングの入った社外のカスタム品を導入してみました。

その際、ノズル先端の開口形状が真円で、弾丸を咥えた際に密着しここからの吸気が出来なくなるので、というのがピストンヘッドの吸気加工の動機だったりします。

あとは、モーターのブラシ部の洗浄と慣らし運転、自作SBDの実装くらいですかね~。

ここまでやっても、部品代はおそらく2,000円行ってないんじゃないかな~?


で、なんですが、先日初速を測定したところ、80m/sちょっとしか出ていませんでしたorz

気密関係は万全に対策しましたので、単純にスプリングのヘタリが原因ですね~。要交換、と。






これと併せて、先日作業していたタボールの続きもやりました。

初速がなんとか出せたものの、バレル長を弄ればもう少し上がるんじゃね?と思い、シリンダー容量から考えた適合する長さのバレルを誂えました。


やはり真鍮バレルと違ってステンが素材なんで硬いっすね・・・(汗。



チャンバー窓も最近の流行り(個人的)のパッキンの「逃げ」を考慮した形状に。

どっかで見た事ある?気のせいです忘れなさいw


ここまでやっといて、諸々の都合で多忙につき作業ストップです。

次に手が空いて掛かれるのはお盆休みかも(滝汗

新居にはこれら二本の他、M41Aも持ち込んでおります。
この三本を何とかするのが今年の夏休みの宿題ですかねー、なんて。


本日の報告はこんなところですかね、ご閲覧頂きありがとうございました。

ではまた~。

2016年7月3日日曜日

16/07/03 里帰りタボール その後、サイクルアップ編

こんばんは。不定時連絡です。

先日より作業中のタボールの続報です。

こないだ、ノズルを拡張するなどして初速を90m/s前後まで上げたのは良いのですが、ノーマルギアで構成した為、サイクルが12~13/秒前後に落ち着きました。

お客様との相談の結果、一度セクターカットなしのハイスピードギアで組んでみようという事になり、部品の到着を待っていた次第です。

して、部品も届いたので早速組み換えて試射してみた所、レスポンスが思いの外悪化していました。

やっぱりセクカしとかないとねー、という話になったのがついこないだです。



で、本日。
セクカ工事を行いました。

以前のセクカでは、解放側を一枚のみ切り落としたのですが、今回はタペット解放のタイミングへの影響を鑑み、同時にサイクル、レスポンスの改善を狙って、引き始め側と解放側の前後一枚ずつの計二枚カットを行いました。

また、この作業でメカボを開けた際、カットオフレバーの表面に擦り傷が付いているのを発見。

詳しく観察してみた所、取り付けの軸穴がやや高く、結果取り付けネジを締め込んでも遊びが大き過ぎるのが原因と判断。

リューターで削り高さを抑え、様子を見ながら調整しました。

まぁそんなこんなを挟みつつ、元通り組み上げ試射。



ちょっと落とし過ぎましたか・・・。
サイクル的には万々歳なんですがねーw

このサイクルを維持したまま、出来ればもう少し初速を上げたい。

という事で、チマチマ調整作戦です!


今までの経緯から、スプリングレートは恐らく今がギリギリのライン。スペーサーを噛ませての初速UPは望めません。

ピストンの重量化ももう既にかなり重くしてあるのであんまり劇的な効果はないかなー。サイクルも落ちそうだし。

等々あるのですが、実際のところ、先日組立てた段階で、「次弄るならどこか」の見当はある程度付けておりました。


ノズルです。

前の分解時に、ノズルとシリンダーヘッドの気密がやや弱いかなー、と薄々感じていたので、そこを改善してみる事にしました。

幸運にも、内側にOリングが埋め込まれているシーリングノズルでちょうど良いサイズの物が見つかりました!

さっそく取り付け、てみましたが、やや渋い。

ええーい、こうなったらシリンダーヘッド側を磨いて調整だ!ピカールを持てぃ!


しばしの磨き作業と確認作業の後、ちょうど良い感じに調整できたと感じたので、グリス等を塗布し組み立て組み込み。

スプリングを抜いた状態でテストドライブ。いい感じにスコスコ前後に動いていらっしゃる。

スプリングを挿入し同じくテスト→問題なし!


よし、これで行ってみよう!

ということで組み上げ、試射してみました。



おお、いい感じじゃないの?

と、本日の作業はここまで、またお客様に打診です。

あと出来る事と言えば、前回の投稿でも触れた、シリンダー容量とバレル長の関係から、敢えてインナーバレルを少し短くしてみる、くらいですかねー。

ひょっとすると今が長過ぎるのであって、500mm~550mm位が適正なのかも。


今日の所はこんな感じですかねー。

あ、M41Aについても作業してました。
こちらのメカボ、同じギア比でも何故か回るギアと回らないギアがありましてw
調整が難航する要因の一つですね。

現状1:13のハイスピードギア+EG30000Sで構成しているのですが、ハイスピードながらよりトルクのあるモーターとの触れ込みで、ZCの「ハイスピードハイトルクモーター」を試しに入荷してみました。

こちらのモーター、個体やロットにより当たり外れがあるとか、根本的に不具合があるとか、良くない話も聞くのですがw

実装はまだですが、EG30000Sとの比較で、より素晴らしい方を採用しようかと。



そんな感じかな。

ではまた~。

2016年6月26日日曜日

16/06/26 里帰りタボール 続報 それからシリンダー容量とかの雑な考察

こんにちは。不定時連絡です。

先日組み上げ、試射まで持って行き、いったんお伺いしたタボールさんのその後です。



やっぱりもう少し初速が欲しい、との事でしたね。

現状0.2g弾で85m/s。
これをあと5m/s程度上げるべく、あれこれやってみました。

まずは、ピストン内部にスペーサーを入れてみる。

ほぼ変化なし。

ん~。では、一枚セクカしてある分、ピストンの解放位置が前に寄っているはずなので、試しに元々入っていたノーマルの無加工のギアに替えてみよう。

またまたほとんど変化なし。

んん~。

どうしたものか。
ではでは、とばかりに、今度はスペーサーの代わりにベアリングセット(結構厚み出ますねコレ)を入れてみる。

コッキングできず。強化し過ぎたか…。


・・・。

んんん~どうしましょう。
スプリングの強化は頭打ちだし。
吸排気系で他に弄られる所と言えば・・・、ノズルがあったか!

と、いう事で、一度目の出荷時に、吐出口にPOM材のスペーサーを加工して挿入し、内径を狭めていたノズルを拡張してみました。

工事前:3.2mm

を、じわじわと広げ、様子を見てみます。
とりあえず3.4→3.5辺りで一旦初速を計測。

→86m/s。

おお!改善の傾向ですぞ!

ではこの方向でいきませう!とばかりに拡張、拡張。

3.6mmでどうだ?

→87m/s。

むぅ、これ以上広げると、せっかく絞ったのがあまり意味なくなるな・・・仕方ないか。

3.8mm、これでどうだ?

→90m/s。

ジャストキタコレ!これで勝つる!

という事でこのようになりました。


初速的にも要件を満たし大満足であります。

ここで再びお客様に打診。

後はサイクルですね、恐らくギアを戻しても大差ないのでハイスピードにするか否か。

ハイサイクル化で!
とオーダー頂きました。

しかしながら、生憎とセクカしてないギアセットは在庫が無く、現在発注して到着待ちなので、しばし休工ですね。





さて、今回の一連の調整をやっていてぽやーんと思ったことがありまして。

・シリンダー容量とバレル長

・ノズルの絞り加工とかエアの勢い(単位時間当たりの流量、吐出率?)

等々に絡むと思われる雑考です。

そもそもですが、今回のタボール、590mmのバレル長とフルサイズシリンダーというセッティング的にも、普通なアサルトライフルよりもかなりスナイパー寄りな設定になっております。

性格的にはPSG-1が近いかな、というか、アレを念頭にチューニングレシピを組みました。ただ、メカボの都合から実際のPSG-1からすると、まだシリンダー容量は足りてないんですが。


一般に、バレル長が長いほど、それに比例して有効なシリンダー容量も増えますよね。
当然、バレルが伸びれば伸びる分だけ、バレル出口に至るまでのエアの供給量が増えるからなんですが。

私は常から、電ハンやコン電とPSG-1、及びエアコキのボルトアクションライフルのシリンダー容量の差について、そこまであからさまに違うのは何なんだろうなー、と感じておりました。

例えば電ハン等の親指の2/3程度の小さなシリンダーと、VSR-10の長大かつごんぶとな大容量シリンダー。

同じBB弾を飛ばすにあたって、あそこまで容量に差があるのに、初速に「その比率に相応しい」差が無いのは何故なのか?

私の貧相な脳ミソでのイメージでは、容量こそパワーだと。大容量のエアで飛ばせば当然初速もそれに比して速くなる、モノだと思っておりました。

しかし実際は、電ハン等のミニサイズシリンダーでもデフォルトで初速70m/sくらいは出ますし、VSR-10とかえげつないシリンダー容量を誇るボルトアクションライフルの初速は、規制値を大きく超えるものではありません。



しばしのシンキングタイムです。
では一体、「何が初速を決めているのか」?

こういう時、一番いい答えが出るのは私の場合大抵お風呂ですね。皆様はいかがですか?

昨夜も湯船に浸かりながらなんでかなー、とぼんやり考えておりましたところ、一つの気付きが。

もう一つの大きなファクターを見落としておりました。

そう、それは・・・。

速さが足りない!


話が変わりますが、皆様は小学校等で電気の性質について勉強されましたよね。
電気の強さを表す場合、何と何が必要か?

電流と電圧ですね。

あるいは水で考えても良いかもしれません。
水車を回すのに必要な力について。

やっぱり大切なのは、水量と水圧ですね。

そう、「量」は当たり前ですが、この「圧」という字に込められた意味が大きな役割を果たすんですね。


「圧」、とは何か。

煎じ詰めていえば、決められた単位の中に、どれだけのものが詰まっているか、その詰まり具合の事です。

同じ容量であっても、例えばこの「圧力」が違うという事は、結局引き出されるエネルギーは、同じ時間で区切れば変わって来ます。

「容量が同じだから持ってるエネルギーも同じじゃないのか?」と思いがちですが、それは両方の入れ物が空になった時に、流れ出たエネルギーの「合計」が一緒になる、という話。

この一時、一瞬で流れている「量」は違います。



さて何の話でしたっけ。
この、「一瞬の間に流れる量」が、実は大きく影響するのではないかと。
瞬間的な「エアの流量」ですね。

弾速が一定とした場合、バレルの長さが長くなればなるほど、バレル内部を通過するのに必要な時間は長くなります。

この事から、バレル長の長いスナイパーライフル等の方が、同じくそれが短い電ハン等よりも長い時間「エアを吐き続けなければ」いけない訳ですね。

もしエアを吐く時間が短いバレルの物並みに短ければ、弾丸がバレルを通過し切らない内にエアが切れる事になり、そうなると弾丸には発射方向とは逆向きの、ブレーキになる力が働く為、初速が低下します。


逆に捉えるなら、短いバレルの容量の小さいシリンダーでも、長いバレルの大容量のシリンダーでも、恐らく「瞬間的に弾丸に当たっているエアの圧力」はそう大差ないのではないでしょうか?

つまり、「バレル長が長ければ長いほど、シリンダー内のエアを圧縮するスピードはゆっくりになる」

これが、シリンダー容量の比に対してアンバランスな初速の差の正体です(たぶん)。






というのが私のお粗末な頭脳で捻り出した雑な考察です。

で、ノズルの絞りを広げた事で初速が改善した件はここからどう説明するのか?
この仮説的には、ノズルを絞ればその分そこを通過するエアの「圧力」が上がるから、初速も上がるはずなのではないか?


それに対する一つの仮説としては、「ミスマッチ」ですね。


と言いますのは、シリンダー内の圧縮されたエアがノズルを経由して弾丸を押す訳ですが。

今まで聞きかじりの知識で、「ノズルを絞った方が、圧縮されたエアが弾丸に当たるので、流速効果が得られて飛距離が伸びる」という認識だったのですね。

流速の何かも良く知らないまま。

結果的に、流速チューンの本質とは「瞬間的な圧力を高める事で、弾丸を長く加速させるチューニング」である、とぼんやりと認識しだした今現在から見れば、なるほど確かに圧縮効果はあるのでしょう。

ただし、それはエア漏れ、ロスを考えなければの話です。
またここには、初速と飛距離という微妙に正比例しない二つのファクターが入っていますが、今回はややこしくなるので割愛という事で。

ノズルの吐出口が絞られていた場合、そこを通過するエアの圧力が上がりますが、当然ながら吐出口以外の部分に対しても圧力が上がる=抵抗が生まれるはずです。

考えてみれば至極簡単な話で、当然ながら間口が広い方がたくさんの人が出入りできる訳で。
結果的に、弾丸への有効なエアの供給量としてはむしろ低下していたのではないでしょうか?

つまり、シリンダーからのエアの供給量、恐らくは圧力と供給時間がそれを無視できるほど十分に強力なら、プラスの作用だけが結果として現れますが、それが足りなかった場合、むしろその抵抗によって失われるエネルギーの方が大きいのでは?というのが今の所の解釈です。

例えば単純にシリンダーヘッドとノズルの接続部から盛大にエアが漏れている、とかね。

ノズルを必要以上に絞らない方が、シリンダーから得られるエアの圧力を損なう事無くダイレクトに弾丸に伝えられる、からこそ今回初速が上がった、と考えています。

何事も、適量、過ぎたるは及ばざるが如し、ですね。




長くなりましたが、今回は吸排気系、特にその「動作時間」についてちょっと煮詰めてみました。

本日はこんなところですかね。
それではまた~。

2016年6月23日木曜日

16/06/23 本日の報告(仮) 里帰りタボール他

おはようございます。不定時連絡です。

先日弄り報告を入れさせて頂いたタボールですが、作業を進めております。

まず、先の納入時の状態はこう↓。

・EG1000Sモーターを搭載、ピニオン位置調整。
・ギアはS&T純正(だったと思う)、シム調整。
・シリンダーを肉厚の頑丈な物に交換。容量は元々加速ポート無しのフルサイズ。
・ピストンを全金属歯の物に交換、AOE調整とクラッシュ避け加工。
・ノズルを絞る加工。
・チャンバーに新式の「おまじない」を施工。
・590mmのロングバレルを実装。


だったんですが、一部調整が不味かったらしく、お客様の所で不具合が出て帰って来たんですね。




で、修理と改修を含め弄っている訳ですが、新しく変更した部分は↓。

・モーターをAIPのHT40000に変更、ピニオン交換。
・ギアセットをハイスピードギアに交換、セクターギアを一枚カット。
・歯が一部舐めっていたのでピストンを新しい物に交換。
・チャンバーの「おまじない」を従来の方式に戻す。

以上を実行し、ギア鳴りやシム調整等難航しつつも纏めまして、試射まで持ってきました。



うーん、サイクルはちょっと速いくらいですが、初速が若干・・・。
これで一度お客様に打診してみた所、やっぱりもう少し初速が欲しい、とのオーダー。

そこで、ピストン内部にスペーサーを噛ませて調整してみたのですが、あまり変わらず、というのが今朝の状態です。

さて、どうしたものか。

解決策としては、サイクルとレスポンスがやや落ちますが、

・①ノーマルのギアセットを入れる。

もしくは、コッキングできなくなる可能性がありますが、

・②セクターをカットしていないハイスピードギアにする。

のどちらか、これで初速が上がらなければ、チャンバーの気密の問題か、ノズルですね。

いずれにせよ、部品の在庫がないので作業は中断です。


それから、ずっと懸案になっているのがM41Aです。

いい感じに詰めてきているものの、組み付けに関するアイディアが浮かばず、なかなか思案しております。

これもかれこれ1年ほどお待たせしている物なので、早急に仕上げなければならない依頼ですが・・・、いかんせん、オリジナルの改造作業はまだまだ経験が浅いのか苦手です。



それから、これは入荷情報。

まだ検品待ちですが、以前販売致しました「あの珍銃」が、再度調達できました!

中々に個性的なデザインのアイツです。近々公開できると思うので、続報をお楽しみに!

本日はこんなところでしょうか。

ではまた~。

2016年6月19日日曜日

16/06/19 本日の報告 STAR龍その後、タボール等

こんにちは。不定時連絡です。

先日の更新で漏れていた記事を挙げます。

STARの龍「DRAGON」について、仕上げ等の情報です。

あの後ロールアウトしたのは4月の頭でした。
正直当時はほとんど精神的な余裕がなく、写真もほとんど撮っていませんでしたが、お客様のご依頼でチューニングレシピとして記録が残っていたのでそれを参考までに。

以下レシピです↓。

☆STAR/DRAGON 構成レシピ 2016/04/01ロールアウト時


1.メカボックス系↓


・メカボックス:可動部を研磨加工。ギア、ピストン等の可動部にGグリスを塗布。割れ防止補強加工を実施。

・モーター:AIP HT40000ハイトルクモーター(ピニオン交換済み)に換装。

・ギアセット:CORE 1:32ハイトルクスチールギア(シム調整済み)に換装。

・軸受け:変更なし、接着剤にてメカボックスに固定。

・ピストン:SHS フルメタル/ハーフティースピストン(ハイトルク専用品、ラック加工済み)に換装。

・ピストンヘッド:ノーブランド ステンレス重量ピストンヘッドに換装。

・ピストンその他:ピストンウェイト、AOE調整加工を実施。

・シリンダー:マルイ 加速シリンダー(適合バレル長300mm前後の物を使用、気密加工済み)に換装。

・シリンダーヘッド:変更なし。

・スプリング:DEEP ARMS M100不等ピッチスプリングに換装。

・ノズル:吐出口の絞り加工を実施。

・タペットプレート:変更なし。

・スイッチ接点:マルイ純正品に換装(接点グリス塗布)。

・カットオフレバー:変更なし。

・セレクターアセンブル:変更なし。

・トリガー:弱装版トリガースプリングを製作し交換、トリガー可動域を調整。

・電装系:高効率銀コートテフロン線に張り替え。20Aヒューズを搭載(バッテリー端子形状はミニS仕様を採用)。


2.チャンバー/バレル系↓


・インナーバレル:188mm精密バレルに換装(チャンバー窓を加工済み)。アウターバレルとのブレ止めにテープを巻いて対応。

・チャンバーパッキン:マルイ純正パッキンを加工してスリックパッキンを製作。

・HOPテンショナー:ライラクス HOPテンショナー(ブリッジタイプ)に換装。

・チャンバー他:気密加工を実施。


3.その他↓


・バッテリー:7.4v/2300mAh/130C超ハイレートリポバッテリーを付属(ミニ⇔XT60端子変換プラグ付き)。


で、その時の初速等がこんな感じ(もうちょっと調整したかも)。


と、なっていたのですが、ここで納品後アクシデントが発生。

セットで提供させて頂いたバッテリーがまさかの発火!
本体にもダメージが出た、との事でした。
お客様と取り急ぎ相談の上、急遽返送して頂き応急処置です。

・発火で痛んだケーブルの交換。
・熱で溶けた外装の補修。
・ついでに端子形状をXT60に変更。

したりとかなんとかして急いで発送!
なんとか納期に間に合わせる事が出来ました。

上のレシピでは分かりにくいかもですが、チューン内容は一言で表すと「典型的なプチ流速」です。
お客様には申し訳ないですが、かなりピーキーなチューンになってしまったと思ってました。

その後状況が分からなかったり、諸々の事情で精神的に落ち込んでいたりで、しばらくモヤモヤしておりました。

で、意を決して「?」とお伺いしたのがちょっと前。

お客様より「!」とお返事を頂いてホッと胸を撫で下ろしたのが先日になります。


さて、変わって本日。
このところ調子も良く、久々に触ってみるかと修理待ちのエアガンを取り出してきました。


先日出荷したタボールさんです。
こちらもお客様の所でトラブルが起きたとの事で、里帰りして来たのですが、生憎の体調不良で暫く放置しておりました。

今日は趣味の範疇を越えない程度に触ってみようかと思います。

本日の報告はこんなところでしょうか。
ではまた~。

2016年6月11日土曜日

16/06/11 久々の更新&復活宣言その他。

おはようございます。

およそ4か月近く放置しておった訳ですが。

ここのところ体調不良でほとんどずっと寝込んでおりました。

本日は、体調の回復と、諸々の事態がなんとか改善の方向へ向かいつつあるのでそのご報告です。

長らく営業停止にあった我が工房ですが、来月頭頃から再開の目途が立ちそうです。

皆様に置かれましては、多大なるご迷惑とご心配をお掛けし、誠に申し訳ありませんでした。

今後は、ゆっくりとですが精力的に活動して参りますので、何卒宜しくお願い致します。

ではまた~。

2016年2月20日土曜日

16/02/20 本日の報告 ICSガリルARM売り出し M41A他

こんばんは。不定時連絡です。

ここ数週間は濃い時間を過ごしました。

まずヘッドラインにもありますが、M41A。

終わらない、いくら作業しても終わらない~♪

作業量的にはフルスクラッチですね、もうこれわかんねえな。

考えあぐねていても仕方ないので出来る作業から次々こなしていますが、元の製品が既に「完成形」として完結してしまっているので、アップグレードがこんなに大変だとは思いませんでした。

まだ幸いなのは、内容積が比較的広いので何とか加工しようがあるという事。
お客様のご指定頂いた期日はとっくにオーバーランしているので、引き続き巻き巻きで進めます!

次に、ガリルのARM。


なんだよまたガリルかよ、と思われるかもしれませんが、こちらはICSの高級品です。
何といっても、アンビ仕様の左セレクターが実物同様にしっかり機能する点、これは素晴らしいです。

ただ、この子、もともと不動品で買い付けたもの。

どこがどうなっているのか探りながら分解と再調整を行っていたところ、不具合が発生しました。

メカボ単体ではしっかり動作し、ユニット組み込みも問題ないのに、なぜかマガジンを挿して弾を供給するとガリガリいってピストンががが。


謎でした。

これの解消に10回近くメカボを開け閉めし、5本以上ピストンを破壊しました。

しかしてその原因は、ガンスミス諸兄はピーンと来てるかもしれませんが、メカボではなくその外、チャンバーの組み付けにあったのです。

ちょっと調子こいて新しい「工夫」を施していたのですが、これがいけなかった模様。
やっぱり受け売りではなく、自分のものとして理論まで消化しないと使っちゃダメですね。

何はともあれ不具合も解消でき、これでまた一つ成長出来たので良しとしますか。

こちらで出品中です!もう時間がないので急いでチェックしてね!

http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h219785311


それから他。

S様よりご依頼のタボール。

最初は二発給弾の不具合解消他、メンテナンスのみ、という事だったんですが。

いつのまやら、ロングレンジカスタムに変貌して、結果的にこうなりました。


コンパクティーなタボールの原型がががw

あとは、10mレンジで試射して、集弾性に問題なければ納品ですね。



それからそれから、

里帰りしていたSTARの龍。

こちらもピストンラックが削れる症状に悩まされていたのですが、先日のガリルと実は同じチャンバーの加工を行っていた為、芋づる式にこちらも解決です(予定)。



それからそれからそれから。

ご依頼頂いている89式の仕上げもがんばっております。
ストックが逝ってしまい、急遽MP5のストックを調達して加工し取り付けたのですが、意外に違和感なく付きましたね。
こちらも間もなく納品です!


いまのところ作業履歴としてはこんなところでしょうか。
ご閲覧頂きありがとうございました。ではまた~。

2016年1月30日土曜日

16/01/30 本日の報告 M41A、STAR龍、CYMA/ガリルSAR売り出し情報他

こんばんは。不定時連絡です。

昨日までの作業報告になります。

まずはA様より依頼のM41Aの進捗。
いろいろ諸々の加工作業をチマチマ進めておりますが、なにしろ作業量が多いので一向に終わらない。
そんな中の一枚です。

グレネード部の銃口カバー部品です。
マズルが機関内臓の為数ミリ下に下がったので、それに合わせて切った貼ったの大加工を施しました。

この後色を塗る予定ですが、何色にするか思案中です。

続いてS様よりお預かりのSTAR龍。

トリガーレスポンスの向上の為、一時はDSGを導入しようかと考えておりましたが、デメリットが多すぎるのと、別の構成でもレスポンス改善が図れるのでは、と思い直し設計変更です。

具体的には、ハイトルクモーターと、ハイスピードギアによる構成です。
一見ミスマッチにも見えるこのセッティングですが、良好なレスポンスが得られるとの情報を仕入れ、早速試してみる事に。

それにあわせて、フルポートのシリンダー、重量化したピストンと、吐出径を絞ったノズル、面ホップパッキンを採用して、そうですね、以前けちょんけちょんに貶していた流速化に踏み切りました。
これで短いバレル長ながら飛距離が得られるはず、と思いまして。

結果的に、流速現象の再現には成功しました、が。
M90のスプリングで70m/s~だったのですが、想定される適正レートのM120くらいにするとギアがダメになりそうだったので流速は断念。

シリンダーをややバレル長の長い設定の加速ポート付きの物に換装し、プチ流速程度の控え目な構成にやり替えました。

これで大体84m/s。あとはスプリングで微調整してみますか。

それはそうと、以前加工したトリガー周りで不具合を抱え込んでしまったみたいで、セミオートの調子がどうにも悪い。

これは部品発注ですわー。という事で部品待ちで現在に至ります。

忘れてましたが、今回バレル長に制限があるので、バレルにある「おまじない」を施してみました。効果があるといいんですがね~。

ここまで写真無いのもいつもの事です。カスタムに熱中すると撮影忘れちゃうんですよね~。


さて、お次ですが、オク販売用に仕入れたCYMAのガリルSARです。
これは先の教訓を踏まえ、カスタム内容の写真を撮って臨みます。


まずメカボ内部、今回換装した部品の紹介からです。
 シリンダーです。バレル長は407mmですので、それに合わせた加速ポート付きの物をチョイス。

ピストン&ヘッドです。ピストンは余り物の樹脂製の物を、ヘッドは元から付いていた後方吸気型の物を移植しました。写真には無いですが、ヘッドをねじ止めしているピストン内部の重りも、必要な量だけ残して切り落とし、軽量化してあります。

その他の部品は元のままですね。然るにここからただ組み込むだけでなく、適切な加工を施していきます。


まず先の部品、及びギアの類をセットした「だけ」の写真がこちらです。

これを、加工した後の写真と比較するとこう。

注目して欲しいのは、写真中央のギアの「角度」と、ピストンの噛み合いの「位置」です。
ギアの噛み初めの位置が、だいたい時計で言うところの「12時」の位置に変わっているのがお判り頂けると思います。

これがAOE調整といわれる作業の結果です。
ピストンを引き始める動作の際に、正確に「真後ろに」引く為の加工、とでも申しましょうか。
無加工の状態ですと、斜め上方向の力が掛り、最悪の場合ピストンの破損に繋がります。
純正箱出しの状態ですと大抵無加工の状態ですので、ここは手を入れる必要がありますね。

これの今回の作業内容は以下の通りです。

用意するのは、通常のシリンダーヘッドと、水道工事用のゴムパッキンです。

これをこのように、瞬間接着剤で貼り合わせます。ウチでは一応接着面をヤスリで荒らしてから着けてますね。剥がれると即ピスクラ行きなので念には念を入れて。


これでゴムパッキンの厚み分、ピストンの掛り始めの位置が後ろに後退する訳ですが、作業はまだあります。
次に、ギアのラックの加工に移ります。

こちらが無加工の状態です。

これの、セクターギアとの掛り始めの歯、即ち一番左端のラック(一際肉厚になってるヤツ)に最初にギアが当たるよう、その右隣とそのまた隣のラックを削ります。

加工するとこのようになります。ピンセットで指している部分より左に二つほど行った所、歯が無くなっているのが分かりますね。


これらの加工を施すと、先程の加工後の写真のようになります。


続きましては、メカボ調整の花形、シム調整です。

この調整は、ギアの軸のガタつき、ブレを防ぎ、ギアを適正な位置に保つ事で、駆動効率の向上と静音化、長寿命化などのメリットが期待できます。

具体的には、ギアの軸と軸受けの間に薄いワッシャー(シム)を挟み込んで、遊びを殺していきます。

この作業、メカボを閉じた状態で、ギアが遊ばない、しかし抵抗なく回る状態に持っていくのですが、人によってやり方も違えば、また作業が結果に直結するので、結構重要で慎重な作業ですね。


シム調整が上手く行った所で、お次はギアとメカボのグリスアップ、なんですがその前に。

ピストンが往復するメカボの壁の部分に凸を発見。これをヤスリで平滑に均しておきます。
セレクターを受ける穴なんですが、おそらくマルイ純正ならばこのような杜撰な仕上げにはなっていないでしょうね。中華ガンの醍醐味といえばそうなんですが。

あ、それから写真に撮るのを忘れましたが、前もっての作業で、軸受けはメカボに瞬間接着剤でしっかり固定しております。

メカボの主立った改修点はこのくらいですかね。あとはスイッチのクリーニングと接点グリスの塗布くらいかな?
スプリングはテキトーに切られたものからM90の物へ交換。メカボを閉じます。

この辺で携帯の調子が悪くなり、写真が撮れなくなりましたorz

続いてはノズル。
これもちょこっとですが加工しています。
吐出口の径を狭める為、ジュラコン製のスペーサーを輪切りにした物を挿入しております。
これで圧縮されたエアが弾に当たり若干の流速効果が生まれる、かな、と期待。

バレルは某精密バレルを選択。元のバレル長より少し延長しました。
銃口部もしっかり「おまじない」を施しまして。

パッキンはマルイ純正の物に交換です。安心と信頼ですね。

モーターは例によってマルイのEG1000Sに換装です。ピニオンをちゃんと交換して硬めのギアとの相性も考慮です。


Ver3のAK系のメカボ、スイッチ周りがVer2に比べてちょっと弄り辛い印象ですね。



で、本来なら本日ガリルと、もう一件お預かりしているMC51のテストをする予定だったんですが、生憎の体調不良で後日に持越しです。

今日の報告はこんなところでしょうか?
ご覧いただきありがとうございました。

ではまた~。

追記:ヤフオク出品致しました~↓。


こちらにも、試射したので追加画像上げときますね~。

まずはフルオートから。



次に念の為セミオートのテスト。


で、ガリルSAR、完成です!



ご希望のお客様はふるってオークションにご参加くださいね!