おはようございます。不定時連絡です。
先日89式をロールアウトしてから何をしておったかというと、何を間違ったか依頼でもないG&GのふんこちゃんことFNCをひたすら弄っておりました(コラー)。
こちらのFNC、実銃は3点バーストが可能なんですが、モデルではセレクターのみの再現となっていて、ちょっともったいないなー、と思っておったところ、某オクをホゲーと眺めていたらピーン!と来るものが売り出されておりました。
東京マルイ純正の電子制御ユニット、SIG550のバーストユニットです(ドヤァ)。
運良くこちらを入手出来たので、何とか実装できないかと紛糾しております。
閑話休題、ご注文頂いているお客様にも悪いので、とっととまとめて次に行こう、とりあえずノーマル状態でのメカボのドライブまでかな~、と組み立てて、いざ、電源を投入すると、動かない。
ヒューズが飛びましたorz。
アセンブルの手順も間違ってないし、思い当たる節も無かったので、うわーなんだよ、なんでー、とかなり凹みました。
派手なクラッシュ音もせず、モーターがロックしているような挙動でしたので、まず疑ったのは、メカボ内部のピストンレールの外れ。
次に怪しいのは、モーターそのもの。異物巻き込みとかしてたんじゃないのか?
グシャグシャに壊れてたらどうしよう、と内心ヒヤヒヤしながらメカボをオープンしました。
見ると、スプリングがキチキチに圧縮された状態でギアが噛み合ったまま、キレイに出てきました。
すぐさまスプリングを解放して、ギアから何から外して破損のチェック。
OK、欠けは無い模様。
ホッと胸をなでおろすのもつかの間、ではなんで動かなかったのか?
セクターギアとピストンを何気なくクルクル、スコスコしてたら、あっ、と(アッー!ではない)気付く点が出てきました。
ここです。
どうにもこの位置でギアが重くなる、と思って、よくよく観察すると、ありました。
ピンセットで指してる部分、ちょっと写真が悪いですが、ピストンの後端とメカボのリブのエッジがわずかに噛んでます。
コレだー!
で、早速改修です。
メカボの該当部分、及びピストンの後端をガリガリ削って面取りしました。
なんという荒療治。
しかしこれで、セクターを回しても、抵抗なくスルスルとピストンが前後に動きます。
よっしゃ逝ったれ、とこのまま一気呵成に組み立て、再度テストドライブです。
OK、動きました!ヤッター!
これで名残惜しいですが、FNCは一旦休工。
お客様から頂いている仕事のうち、今度は新たにタボールに手を付けました。
サクッと分解です。
メカボを開けると流石に遅くなるので、チャンバーに注力する事にしました。
で、気になったのは、チャンバーユニットの出来の問題。
最初は動かなくないし、問題ないかな?と思っていたのですが、良く見ると、ん?というところが。
HOP調整アームを動かす歯車のうち、真ん中の歯車がどう見ても傾いてるんですね。
何故なのか?
最初は、歯車の背面と、樹脂製のチャンバー故押し出しピン跡のバリが出ているのが当たってるのかと思い(ひどい話です、品質は良くないね)、バリを削ってみたのですが、それでもまだ傾いている。
軸そのものはまっすぐ出ているので、あと問題になるとしたら歯車自体の径か?
手持ちの歯車を何個かテストしてみた結果、余っていたライラクスのストライクチャンバーのカム歯車が一回り小さい事が判明。
コレだ!
それと、ダイヤルの歯車との相性が合うように、真ん中の歯車をチョイス。
赤いギアのワンポイントが可愛いチャンバーユニットの出来上がりです!
その他のアセンブルも参考までに。
チャンバーパッキンは、馬鹿の一つ覚え的にPDIのWホールドチャンバーパッキンに。
インナーバレルは、少し贅沢ですが、どっちみち死蔵していたのでライラクスのEGバレルを使ってみました。
仕上げに、テープを螺旋巻きしてガタを取り、バレルユニットの完成です!
それから、DSG搭載計画が頓挫したM41A。
先日国内DSGの本家、G.A.Wさんより、正真正銘の本家DSGと専用スプリングを購入しました。
クイックリリース式のVer6メカボも入手したので、まだまだタダでは起きませんぞ~。
本日ご報告できるのはこんなところでしょうか?
G&GのFNCは、道理で動かない訳ですね。動作不良品というのか、メカボの加工ミスですね、他の加工精度が高いだけにもったいないです。
そしてタボール。
慣れているのもありますが、分解がとにかく楽ですね。整備性は無茶苦茶高いので、テストベッドとしてもオススメです。
ではこのへんで、またね~。
2015年11月25日水曜日
2015年11月18日水曜日
15/11/18 業務報告 マルイ89式ロールアウト!
こんばんは。不定時連絡です。
本日、マルイの89式がロールアウトしました。
今回のチューニングコンセプトは、「質実剛健、リーズナブル&ユーザブル」です。
↑メカボ分解の図。まずはメカボの洗浄ですね、比較的キレイだけど。
先日の分解チェックでは、チャンバー内部やメカボまでは見ていなかったので、まずは状態の確認です。
中古ながらクラッシュ箇所も無く、至って良好でした。
で、カスタム、チューンしていく訳ですが→
まず準備したのが軸受け。
純正では樹脂製の物が嵌まっていたので、これを取り外し、ライラクスのメタル軸受けを瞬着でしっかり固定。
ギアを嵌めてみて、軸受けの挿入で歪みが出ていないかチェック。
次は、ギアのシム調整ですね。
我流ですが、今回はスパー→セクター→ベベル、の順で調整しました。
今回、ベベルギア側からのアクセスが出来ないメカボなので、メカボを閉じてセクターを指で回し加減を確認しました。
問題なかったのでそのままグリスアップ。
今回から、「G.A.W」さんの「G-グリス」を導入してみました。ちょっと高めのお値段ですが、その性能はプライスレスだとか。
こちらのグリス、シリンダー周りにも使えるとありましたが、最初からガンガン使うのももったいないので(笑)、シリンダーは従来のスリーボンドのシリコングリスを使用しております。
そのシリンダーとピストンですが、一応、どれだけ使われたか分からないので、Oリングを両方とも新品に交換、シリンダーはシールテープで気密を取り、ピストンと共にグリスアップを施し気密試験を行います、OK、いい感じ。
スイッチ周りは、今回は洗浄と接点グリスを塗っただけです。
あと、89式独自と言えるのが、機械式のバースト機構。
ここはヘタに弄ると動かなくなるので、慎重に組み立て、グリス&オイルで仕上げました。
メカボ弄りはここまでで、次はチャンバーユニットです。
チャンバーパッキンは、PDIのWホールドチャンバーパッキンを使ってみました。
一説には、89式の癖として、HOPが傾いて掛る、と聞いたことがあるので、チャンバー側から覗いてセンターの確認しやすいこちらのパッキンを選んだという訳です。
あとは、インナーバレルの銃口側、これも最近になって聞いたのですが、デフォルトの状態よりも、内側にテーパーを付けてやった方がいい、という事でしたので、デザインナイフでチマチマ加工しました。
ここまでが17日の作業です。組み立ては翌18日に持越し。
さて日付が変わって18日、後は組み立てを残すのみー。
と思っていたのですが、ふと思い出しました。
あー、アレやってない!AOE調整!
AOEとは、セクターギアがピストンにかかる時の、最初の位置、引っ掛かりの「角度」についての事です。
これをいい加減にしておくと、ハイサイ化の時などは特に、ピスクラの原因になるというのは、以前M41Aのアセンの時にお話ししたかと思います。
今回はノーマルサイクルだしなー、どうしようか、と某SNSで訊いてみたところ、「給弾不良になるよ!」とアドバイス頂いたのもあって、再度メカボ開けを決意。
やり方としては簡単です。
要は、ギアの歯がなるたけ90°近くの位置でピストンの一番端のラックに引っ掛かるように、ピストンヘッドかシリンダーヘッドに詰め物をしてやります。
今回は、お古のシリンダーヘッドがあったので、それのゴム板部分を切り出して、瞬着で固定してやりました。
同時に、最初に一番端のラックに歯が掛るように、二番目と三番目のラックを削って接触しないように加工します。
↑アフターの写真しかないですが、仕上がるとこんな感じになります。これでもちょっと斜めってますが。
で、メカボを閉じまして、モーターの噛み合い調整は前日に済ませていたので、テストドライブ、うん、いい感じです。
更に、ついでのついでですが、長寿命化に一手間掛けました。
SBDの実装です。
SBD(ショットキーバリアダイオード)とは、理論は長くなるので調べてもらえれば助かりますが(爆)、煎じ詰めて言えばスイッチ接点の保護の為の部品です。
これで、電動ガンの大敵、スイッチの摩耗がかなり抑えられます。完璧ではありませんが、今回あまりコストを掛けないコンセプトですのでこれくらいで。
こちらも至って簡単、ダイオードという電子部品を、モーターの端子に接続するだけです。ラジコン用のノイズキラーと似ていますが、気を付けなければいけないのは極性があるという点かな。
↑すでに絶縁しておりますが、白いチューブの中にダイオードが入っております。
さて、いよいよ作業も組み立てで終わりですよ!
順序を確認しながらネジを組み付け、アセンブル完了です!
本日、マルイの89式がロールアウトしました。
今回のチューニングコンセプトは、「質実剛健、リーズナブル&ユーザブル」です。
↑メカボ分解の図。まずはメカボの洗浄ですね、比較的キレイだけど。
先日の分解チェックでは、チャンバー内部やメカボまでは見ていなかったので、まずは状態の確認です。
中古ながらクラッシュ箇所も無く、至って良好でした。
で、カスタム、チューンしていく訳ですが→
まず準備したのが軸受け。
純正では樹脂製の物が嵌まっていたので、これを取り外し、ライラクスのメタル軸受けを瞬着でしっかり固定。
ギアを嵌めてみて、軸受けの挿入で歪みが出ていないかチェック。
次は、ギアのシム調整ですね。
我流ですが、今回はスパー→セクター→ベベル、の順で調整しました。
今回、ベベルギア側からのアクセスが出来ないメカボなので、メカボを閉じてセクターを指で回し加減を確認しました。
問題なかったのでそのままグリスアップ。
今回から、「G.A.W」さんの「G-グリス」を導入してみました。ちょっと高めのお値段ですが、その性能はプライスレスだとか。
こちらのグリス、シリンダー周りにも使えるとありましたが、最初からガンガン使うのももったいないので(笑)、シリンダーは従来のスリーボンドのシリコングリスを使用しております。
そのシリンダーとピストンですが、一応、どれだけ使われたか分からないので、Oリングを両方とも新品に交換、シリンダーはシールテープで気密を取り、ピストンと共にグリスアップを施し気密試験を行います、OK、いい感じ。
スイッチ周りは、今回は洗浄と接点グリスを塗っただけです。
あと、89式独自と言えるのが、機械式のバースト機構。
ここはヘタに弄ると動かなくなるので、慎重に組み立て、グリス&オイルで仕上げました。
メカボ弄りはここまでで、次はチャンバーユニットです。
チャンバーパッキンは、PDIのWホールドチャンバーパッキンを使ってみました。
一説には、89式の癖として、HOPが傾いて掛る、と聞いたことがあるので、チャンバー側から覗いてセンターの確認しやすいこちらのパッキンを選んだという訳です。
あとは、インナーバレルの銃口側、これも最近になって聞いたのですが、デフォルトの状態よりも、内側にテーパーを付けてやった方がいい、という事でしたので、デザインナイフでチマチマ加工しました。
ここまでが17日の作業です。組み立ては翌18日に持越し。
さて日付が変わって18日、後は組み立てを残すのみー。
と思っていたのですが、ふと思い出しました。
あー、アレやってない!AOE調整!
AOEとは、セクターギアがピストンにかかる時の、最初の位置、引っ掛かりの「角度」についての事です。
これをいい加減にしておくと、ハイサイ化の時などは特に、ピスクラの原因になるというのは、以前M41Aのアセンの時にお話ししたかと思います。
今回はノーマルサイクルだしなー、どうしようか、と某SNSで訊いてみたところ、「給弾不良になるよ!」とアドバイス頂いたのもあって、再度メカボ開けを決意。
やり方としては簡単です。
要は、ギアの歯がなるたけ90°近くの位置でピストンの一番端のラックに引っ掛かるように、ピストンヘッドかシリンダーヘッドに詰め物をしてやります。
今回は、お古のシリンダーヘッドがあったので、それのゴム板部分を切り出して、瞬着で固定してやりました。
同時に、最初に一番端のラックに歯が掛るように、二番目と三番目のラックを削って接触しないように加工します。
↑アフターの写真しかないですが、仕上がるとこんな感じになります。これでもちょっと斜めってますが。
で、メカボを閉じまして、モーターの噛み合い調整は前日に済ませていたので、テストドライブ、うん、いい感じです。
更に、ついでのついでですが、長寿命化に一手間掛けました。
SBDの実装です。
SBD(ショットキーバリアダイオード)とは、理論は長くなるので調べてもらえれば助かりますが(爆)、煎じ詰めて言えばスイッチ接点の保護の為の部品です。
これで、電動ガンの大敵、スイッチの摩耗がかなり抑えられます。完璧ではありませんが、今回あまりコストを掛けないコンセプトですのでこれくらいで。
こちらも至って簡単、ダイオードという電子部品を、モーターの端子に接続するだけです。ラジコン用のノイズキラーと似ていますが、気を付けなければいけないのは極性があるという点かな。
↑すでに絶縁しておりますが、白いチューブの中にダイオードが入っております。
さて、いよいよ作業も組み立てで終わりですよ!
順序を確認しながらネジを組み付け、アセンブル完了です!
\デーン(コマンドー的なアレ)/
早速実射試験です。
まずは単発。
うーん、初速はいい感じです。個人的にはちょっと強すぎるくらいですね~。
次に連発。
うーん、初速はいいとして、その連射速度はなんなんだ?
こんなものなのか・・・?
スタンダード電動ガンとしては、13~15発/秒、くらいを期待していたんですが…、これは純正の「EG-1000BTモーター」の特性なのでしょうか?
以前ターセルの89式をチューンした時は、確か「EG-1000モーター」で14発/秒くらい行っていたはずなので、それで違和感を感じているのかもしれません。最近ハイサイばっかり弄って感覚がマヒしていたのかもw
ともあれ、マルイの89式小銃、ひとまずの完成であります!
今回は、ノーマルマグ1本の他に、多弾マグ2本をお付けして、お値段は…
30000円~
を予定しております。
ただ、元が中古なので、外箱とその他の付属品はありません、悪しからず。
既に某SNS上では、一足早く告知しておりますが、この記事をご覧になって気になった方は、私までご連絡ください。お待ちしております。
本日はこんなところですかね、またよろです~。
2015年11月15日日曜日
15/11/15 近況、進捗などのご報告。G&G FNC、M41A等
おはようございます。不定時連絡です。
先日の更新から半月ほど経ちました。
あれから、ぐでーっとしつつぼちぼちと作業しておりましたのでそのご報告です。
まずお話しするのはM41A。
生憎と写真はありませんが、昨日寝かせていた組み立て途中のメカボをエンヤコラと組み上げて試運転。
結果、
ダメでした。
初速とサイクルの低さは相変わらずですねー。これはやはりスプリングレートとバッテリーか?
以下付随する作業中の写真です。
コンパクト化に成功したFETユニットです。
放熱を考慮して露出させたヒートシンクがチャームポイントです。
タペット加工の変遷です。(尚、失敗した模様w)
そしてそして、新規入荷情報!
G&GのGF76こと、FNCを調達しました!
こちらの個体、ジャンクというか不具合品として安く売られていたので、迷わず「ウチへおいで」と手を差し伸べてしまいました。
点検がてら分解したところ、ボルトカバーのスプリングが欠品していたのと、セレクター後ろのメカボ固定用のピンも、おそらく正規の物ではなく長さが足りていませんでした。
それらの補修と合わせて、インナーバレルの若干の延長と、デフォでは問題ありという評のチャンバーユニットの換装を行いました。
そして、忘れずアウターバレルとのガタ取りの為にテープを螺旋巻きです。
残すはメカボ内部の点検ですが、その前に先日の89式のアセンブルですかね~。部品が揃ったので。
あとおきっぱになってると言えば、K様から頂いているMINIMIのメカボ補修ですね。
金属パーツの板からの切り出しがあるので、ちょっと躊躇しているんですよね~。
エポキシ接着剤は買ってあるので、あとはやるだけです!
そして、余暇ではありませんが、息抜きも兼ねて久しぶりにガンプラも弄ってます。
某コミュニティの年末の集まりに持っていく肴にしようとね。
茶菓子の代わりは務まる模様。
それでは、またよろです~。
先日の更新から半月ほど経ちました。
あれから、ぐでーっとしつつぼちぼちと作業しておりましたのでそのご報告です。
まずお話しするのはM41A。
生憎と写真はありませんが、昨日寝かせていた組み立て途中のメカボをエンヤコラと組み上げて試運転。
結果、
ダメでした。
初速とサイクルの低さは相変わらずですねー。これはやはりスプリングレートとバッテリーか?
以下付随する作業中の写真です。
コンパクト化に成功したFETユニットです。
放熱を考慮して露出させたヒートシンクがチャームポイントです。
タペット加工の変遷です。(尚、失敗した模様w)
そしてそして、新規入荷情報!
G&GのGF76こと、FNCを調達しました!
点検がてら分解したところ、ボルトカバーのスプリングが欠品していたのと、セレクター後ろのメカボ固定用のピンも、おそらく正規の物ではなく長さが足りていませんでした。
それらの補修と合わせて、インナーバレルの若干の延長と、デフォでは問題ありという評のチャンバーユニットの換装を行いました。
そして、忘れずアウターバレルとのガタ取りの為にテープを螺旋巻きです。
残すはメカボ内部の点検ですが、その前に先日の89式のアセンブルですかね~。部品が揃ったので。
あとおきっぱになってると言えば、K様から頂いているMINIMIのメカボ補修ですね。
金属パーツの板からの切り出しがあるので、ちょっと躊躇しているんですよね~。
エポキシ接着剤は買ってあるので、あとはやるだけです!
そして、余暇ではありませんが、息抜きも兼ねて久しぶりにガンプラも弄ってます。
某コミュニティの年末の集まりに持っていく肴にしようとね。
茶菓子の代わりは務まる模様。
それでは、またよろです~。
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