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2016年7月3日日曜日

16/07/03 里帰りタボール その後、サイクルアップ編

こんばんは。不定時連絡です。

先日より作業中のタボールの続報です。

こないだ、ノズルを拡張するなどして初速を90m/s前後まで上げたのは良いのですが、ノーマルギアで構成した為、サイクルが12~13/秒前後に落ち着きました。

お客様との相談の結果、一度セクターカットなしのハイスピードギアで組んでみようという事になり、部品の到着を待っていた次第です。

して、部品も届いたので早速組み換えて試射してみた所、レスポンスが思いの外悪化していました。

やっぱりセクカしとかないとねー、という話になったのがついこないだです。



で、本日。
セクカ工事を行いました。

以前のセクカでは、解放側を一枚のみ切り落としたのですが、今回はタペット解放のタイミングへの影響を鑑み、同時にサイクル、レスポンスの改善を狙って、引き始め側と解放側の前後一枚ずつの計二枚カットを行いました。

また、この作業でメカボを開けた際、カットオフレバーの表面に擦り傷が付いているのを発見。

詳しく観察してみた所、取り付けの軸穴がやや高く、結果取り付けネジを締め込んでも遊びが大き過ぎるのが原因と判断。

リューターで削り高さを抑え、様子を見ながら調整しました。

まぁそんなこんなを挟みつつ、元通り組み上げ試射。



ちょっと落とし過ぎましたか・・・。
サイクル的には万々歳なんですがねーw

このサイクルを維持したまま、出来ればもう少し初速を上げたい。

という事で、チマチマ調整作戦です!


今までの経緯から、スプリングレートは恐らく今がギリギリのライン。スペーサーを噛ませての初速UPは望めません。

ピストンの重量化ももう既にかなり重くしてあるのであんまり劇的な効果はないかなー。サイクルも落ちそうだし。

等々あるのですが、実際のところ、先日組立てた段階で、「次弄るならどこか」の見当はある程度付けておりました。


ノズルです。

前の分解時に、ノズルとシリンダーヘッドの気密がやや弱いかなー、と薄々感じていたので、そこを改善してみる事にしました。

幸運にも、内側にOリングが埋め込まれているシーリングノズルでちょうど良いサイズの物が見つかりました!

さっそく取り付け、てみましたが、やや渋い。

ええーい、こうなったらシリンダーヘッド側を磨いて調整だ!ピカールを持てぃ!


しばしの磨き作業と確認作業の後、ちょうど良い感じに調整できたと感じたので、グリス等を塗布し組み立て組み込み。

スプリングを抜いた状態でテストドライブ。いい感じにスコスコ前後に動いていらっしゃる。

スプリングを挿入し同じくテスト→問題なし!


よし、これで行ってみよう!

ということで組み上げ、試射してみました。



おお、いい感じじゃないの?

と、本日の作業はここまで、またお客様に打診です。

あと出来る事と言えば、前回の投稿でも触れた、シリンダー容量とバレル長の関係から、敢えてインナーバレルを少し短くしてみる、くらいですかねー。

ひょっとすると今が長過ぎるのであって、500mm~550mm位が適正なのかも。


今日の所はこんな感じですかねー。

あ、M41Aについても作業してました。
こちらのメカボ、同じギア比でも何故か回るギアと回らないギアがありましてw
調整が難航する要因の一つですね。

現状1:13のハイスピードギア+EG30000Sで構成しているのですが、ハイスピードながらよりトルクのあるモーターとの触れ込みで、ZCの「ハイスピードハイトルクモーター」を試しに入荷してみました。

こちらのモーター、個体やロットにより当たり外れがあるとか、根本的に不具合があるとか、良くない話も聞くのですがw

実装はまだですが、EG30000Sとの比較で、より素晴らしい方を採用しようかと。



そんな感じかな。

ではまた~。