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2019年8月8日木曜日

2019/08/08 S&T タボールproロールアウト&売り出し情報!

おはようございます。不定時連絡です。

この度タボールproをヤフオクに出品しました。↓

ガンスミス翠月堂 S&T TAR-21 TAVOR 改修調整済み 高精度ハイサイクル FET付き タボール


構成は以下の通りです。
☆2019/08/07 タボールpro構成


〇メカボックス

・メカボックス:割れ防止加工、スライドレール研磨。
・ブローバックギミック:オミット。
・ギアセット:CORE/SHS複合13:1ハイスピードギアに交換。
・軸受け:8mmメタル軸受けで統一。接着剤にてメカボックスにて固定。
・シム調整。
・シリンダー:ライラクス/加速シリンダー(バレル長400~450㎜適合)に交換。
・シリンダーヘッッド:AOE調整にゴムパッキンを追加。Oリングを交換。
・ピストン:。SHS/軽量全金属歯ピストンに交換。ベアリングを内蔵。擦り合わせを微調整。
・ピストンヘッド:樹脂製ヘッドを使用。接着剤にてピストンと固定。Oリングを交換。
・スプリング:M100不等ピッチスプリングを使用。
・スプリングガイド:ベアリング内蔵の物に交換。
・タペットプレート:マルイ純正/Ver.3用に交換。
・ノズル:ライラクス/M4用シーリングノズルに交換。
・モーター:システマ/ハイトルクモーターに交換。ピニオンも併せて交換。ブラシ部分を接点保護剤でケア。ピニオン位置調整。
・スイッチ:オムロン/マイクロスイッチに交換。
・G.A.W./Gグリス、スリーボンド/シリコングリスにて各所グリスアップ。


〇チャンバー、バレル

・チャンバーユニット:そのまま使用。
・チャンバーアーム:ライラクス/ストライクチャンバーアームに交換。
・チャンバーパッキン:宮川ゴム/60°スリックチャンバーパッキンに交換。シールテープにより気密取り。
・HOPテンショナー:ライラクス/HOPテンショナー(ブリッジタイプ、ソフト)に交換。中に金属線を入れて変形を抑制。
・バレル:407㎜精密バレルに交換。バレル開口部のテーパー加工及びチャンバー窓の加工。
・インナーバレルの振れ止め加工。


〇電装系

・配線:高効率銀コート配線にてレイアウトを見直して引き直し。
・FET:SBD内臓型の物を自作。
・ヒューズ:30Aのヒューズに交換。


〇その他

・マガジン:分解しメンテナンスを実施。
・外装:シリコンスプレーにて清拭。


こんなとこです。元々半年以上前にメカのみ完成まで持っていったブツだったのですが、他の作業をやっているうちにロールアウトが延び延びになっておりました。
スペック的にはこんなとこです。↓



今回のお仕事では、バレル長はショートのままに、サイクル高め、レスポンス改善、信頼性と精度の向上を念頭に組み上げました。チャンバーの構成がちょっと個性的ですね。
宜しければ是非!

ではこの辺で。また宜しくお願い致します。

2016年9月21日水曜日

16/09/21 モロモロの雑記

こんばんは。不定時連絡です。

今日はちょっと趣向を変えて、いつもなら記事にしない些末事を集めてみました。


まずは最近の入荷状況から。
なんだかんだでここ3ヵ月くらい、仕入れたものの手が付けられないのでほったらかしにしてるものが結構あるんですよね~。
今作業中の依頼を捌いたら、依頼と1:1くらいで在庫も手を掛けて行く予定です。

写真を撮る余裕もないので、文字にだけでも起こしておきます。

古い順から、

・STAR/DRAGON(龍)・・・6月中旬頃調達。換装用の精密バレルも確か買ったはず。どう料理してやろうかな~。

・MAGPUL/PTS/PDR-C・・・6月末頃調達。グリップエクステが最初から付いている商品です。中身は未知数。

・M41Aパルスライフル・・・7月中旬頃調達。これで何挺目だM41A。どう料理して(ry

・マルシン/電動UZI・・・7月末頃?調達。マルイメカ以外の電動ガンに興味があったので、安かったのもあってついw勉強ですよ勉強!

・G&G/FNC・・・8月頭頃調達。二本目、ハイダー欠品なのでどこかから拝借せねばw

・スプラチャージャー・・・8月上旬頃?調達。ご存知スプラトゥーンでおなじみのアレ。人気のあるうちに改造して販売したい!(ポケモンGO出てからすっかり下火っすね、アッハイ)

・S&T/タボールProVer.…8月中旬頃調達。いろいろ付いて来てお得なセットだったので思わず(汗

・NERFのなんかライフル型・・・8月中旬頃調達。皆様覚えていらっしゃるでしょうか?地球防衛軍の制式ライフルを作ろうとか何とか・・・アレです。なんとなく形状が似ているような、似てないような?

・電動ミニUZI中途品・・・8月中旬頃調達。これはですねぇ、スゴイですよぉ~。匠の魂、確かに受け取りました!また追って公開しますが、ナンゾコレ!?となる事受け合いです。

・マツシロ/レバーアクションタイプの古い銃・・・8月下旬頃調達。なんとカート式でした。これカートレスに改造したら楽しいだろうな、という事で保留。

・G&G/F2000・・・8月下旬頃調達。遂にブルパップライフルの大御所入荷です!これでブルパップモデルはだいたい揃ったんじゃね?フロントサイトとハイダー欠品との事、中身も弄ってある様子ですが、このモデル特有のセミ不良は発症していない模様。

・KSC/オート9(ジャンク)・・・9月頭頃調達。お前はオート9電動化計画の礎となるのだー!(贅沢

・MAGPUL/PTS/PDR-C・・・先頃調達。二本目、ほぼ新品でこのお値段!MBUSサイトも付いてくる!という殺し文句につい・・・w



うん、買い過ぎ。
只でさえ在庫捌けてないのに何やってんの?!

まぁ、リストにするって事で目標設定しやすくなるし多少はね?



それから最近の作業。

・タボール・・・不具合の原因解明できました。いつぞやのFNCと似たような、ピストンとメカボの干渉が原因だった模様。ただしヘタリを警戒してスプリング交換したら余裕の初速オーバー。大きすぎる。修正が必要だ・・・。

・M41A・・・先日の金具作成、リトライで成功しました。フリーハンドでこの精度はちょっと頭おかしいかとw


それから本日、オクにていつもお世話になってる方から買ったM4マガジンの弾上がり不良を解消。開けて見たら給弾ルート上の有り得ない位置に押し出しピンがついてやんのwこれぞ中華クオリティ!って感じですねw
貴重なワイヤー巻き上げ式なんでテスト用に重用します。

ってここまで書いてたらいきなりのフリーズからの再起動コンボをカマされましたorz

ブロガーの自動保存機能にここまで感謝した日はない。ありがとう、そしてありがとう!


本日報告できるのはこんなところですかねー。
ではまた~。

2016年8月20日土曜日

16/08/20 本日の報告 里帰りタボールフィニッシュ!

おはようございます。不定時連絡です。


先日は里帰りしていたタボールを仕上げました。
具体的には、バレル長を590mm→510mmに詰めて調整。

外観はこんな感じに。



バレルが短くなった分、長いサイレンサーで隠す必要もないと思い、短いサイレンサーを調達したのですが、それすら不要で、ノーマルのAR系ハイダーで十分隠れました。

まあサイレンサーは在庫にするとして。


初速とサイクルはHOPを掛けた状態でこんな感じに。



いい感じですね。
ちなみにHOPを掛けると初速がちょっと上がるプチ流速?仕様です。


これで長々と預かっていた案件もようやく一つこなせました。
次はいよいよ1年掛かりの大プロジェクト、M41Aと、ノーマルチューンのM4のカスタムですね~。



今日ご報告できるのはこんなところです。
それではまた~。

2016年8月5日金曜日

16/08/05 本日のご報告 マルイM4、タボール続報他

こんばんは。不定時連絡です。

事後報告になりますが、7月の中旬に引っ越しを行いまして、現在それの片付けに追われております。

そんな中でちょびちょびガンスミス業務も進めておりました。

こちらは3ヵ月くらい前にお預かりしたマルイのM4です。

ぼちぼちとメカボの分解。
使い込んでいたとの事でしたが、比較的中は状態も良く、大規模な改修や交換は必要無さそうです。

で、基本的なチューンを、とのご希望でしたので、今回新たに交換するのはこちらの二つのパーツのみ。


チャンバーパッキンと金属軸受けになります。


メカボを丁寧に洗浄し、今回はマルイ純正とあってやはりスライド部分もキレイでしたので研磨は特にせず、軸受けのみの取り付けです。





の予定だったのですが、細かく洗浄したところ、セクターギアの摩耗を発見。



光に照らすと分かりますが、ギアの歯の内、負荷の掛かる部分だけきっちりすり減ってますね。

手持ちのマルイ純正ギアから、比較的摩耗度合の少ない個体を選出し交換です。

幸い抵抗も無くキレイに回転してくれましたので、シム調整→グリスアップと通常の作業です。



吸気系に関しては、ちょっとばかし悩みましたが、後述のノズルとの兼ね合いもあって吸気式のピストンに加工しました。

スプリングがダメになっていた時、交換する為にもピストンヘッドのネジ頭は出しとかないと不便ですしね~。



AOE調整もいつも通りに。
併せてピストンのラックもクラッシュ防止に加工しておきます。


費用の高騰を避ける為、部品の交換はしませんが、有りモノを加工する分には出て行くお金は0円ですw

ということで、バレルの開口部は(写真ではちょっと分かりづらいですが)深いテーパーを付けました。


また、インナーバレル外側には、定番ですがテープを巻いてアウターとのブレ止めにします。

それから、写真にはありませんが、チャンバー部にもちょっとした細工+気密加工を。

最後に、ノズル。
当初は純正ノズルを加工して吐出口を絞る予定だったのですが、前回のタボールの際にあったように、ノズルの根元とシリンダーの先端との間でエア漏れが起きるのではないか、と疑った為、そこの部分に漏れ防止のOリングの入った社外のカスタム品を導入してみました。

その際、ノズル先端の開口形状が真円で、弾丸を咥えた際に密着しここからの吸気が出来なくなるので、というのがピストンヘッドの吸気加工の動機だったりします。

あとは、モーターのブラシ部の洗浄と慣らし運転、自作SBDの実装くらいですかね~。

ここまでやっても、部品代はおそらく2,000円行ってないんじゃないかな~?


で、なんですが、先日初速を測定したところ、80m/sちょっとしか出ていませんでしたorz

気密関係は万全に対策しましたので、単純にスプリングのヘタリが原因ですね~。要交換、と。






これと併せて、先日作業していたタボールの続きもやりました。

初速がなんとか出せたものの、バレル長を弄ればもう少し上がるんじゃね?と思い、シリンダー容量から考えた適合する長さのバレルを誂えました。


やはり真鍮バレルと違ってステンが素材なんで硬いっすね・・・(汗。



チャンバー窓も最近の流行り(個人的)のパッキンの「逃げ」を考慮した形状に。

どっかで見た事ある?気のせいです忘れなさいw


ここまでやっといて、諸々の都合で多忙につき作業ストップです。

次に手が空いて掛かれるのはお盆休みかも(滝汗

新居にはこれら二本の他、M41Aも持ち込んでおります。
この三本を何とかするのが今年の夏休みの宿題ですかねー、なんて。


本日の報告はこんなところですかね、ご閲覧頂きありがとうございました。

ではまた~。

2016年7月3日日曜日

16/07/03 里帰りタボール その後、サイクルアップ編

こんばんは。不定時連絡です。

先日より作業中のタボールの続報です。

こないだ、ノズルを拡張するなどして初速を90m/s前後まで上げたのは良いのですが、ノーマルギアで構成した為、サイクルが12~13/秒前後に落ち着きました。

お客様との相談の結果、一度セクターカットなしのハイスピードギアで組んでみようという事になり、部品の到着を待っていた次第です。

して、部品も届いたので早速組み換えて試射してみた所、レスポンスが思いの外悪化していました。

やっぱりセクカしとかないとねー、という話になったのがついこないだです。



で、本日。
セクカ工事を行いました。

以前のセクカでは、解放側を一枚のみ切り落としたのですが、今回はタペット解放のタイミングへの影響を鑑み、同時にサイクル、レスポンスの改善を狙って、引き始め側と解放側の前後一枚ずつの計二枚カットを行いました。

また、この作業でメカボを開けた際、カットオフレバーの表面に擦り傷が付いているのを発見。

詳しく観察してみた所、取り付けの軸穴がやや高く、結果取り付けネジを締め込んでも遊びが大き過ぎるのが原因と判断。

リューターで削り高さを抑え、様子を見ながら調整しました。

まぁそんなこんなを挟みつつ、元通り組み上げ試射。



ちょっと落とし過ぎましたか・・・。
サイクル的には万々歳なんですがねーw

このサイクルを維持したまま、出来ればもう少し初速を上げたい。

という事で、チマチマ調整作戦です!


今までの経緯から、スプリングレートは恐らく今がギリギリのライン。スペーサーを噛ませての初速UPは望めません。

ピストンの重量化ももう既にかなり重くしてあるのであんまり劇的な効果はないかなー。サイクルも落ちそうだし。

等々あるのですが、実際のところ、先日組立てた段階で、「次弄るならどこか」の見当はある程度付けておりました。


ノズルです。

前の分解時に、ノズルとシリンダーヘッドの気密がやや弱いかなー、と薄々感じていたので、そこを改善してみる事にしました。

幸運にも、内側にOリングが埋め込まれているシーリングノズルでちょうど良いサイズの物が見つかりました!

さっそく取り付け、てみましたが、やや渋い。

ええーい、こうなったらシリンダーヘッド側を磨いて調整だ!ピカールを持てぃ!


しばしの磨き作業と確認作業の後、ちょうど良い感じに調整できたと感じたので、グリス等を塗布し組み立て組み込み。

スプリングを抜いた状態でテストドライブ。いい感じにスコスコ前後に動いていらっしゃる。

スプリングを挿入し同じくテスト→問題なし!


よし、これで行ってみよう!

ということで組み上げ、試射してみました。



おお、いい感じじゃないの?

と、本日の作業はここまで、またお客様に打診です。

あと出来る事と言えば、前回の投稿でも触れた、シリンダー容量とバレル長の関係から、敢えてインナーバレルを少し短くしてみる、くらいですかねー。

ひょっとすると今が長過ぎるのであって、500mm~550mm位が適正なのかも。


今日の所はこんな感じですかねー。

あ、M41Aについても作業してました。
こちらのメカボ、同じギア比でも何故か回るギアと回らないギアがありましてw
調整が難航する要因の一つですね。

現状1:13のハイスピードギア+EG30000Sで構成しているのですが、ハイスピードながらよりトルクのあるモーターとの触れ込みで、ZCの「ハイスピードハイトルクモーター」を試しに入荷してみました。

こちらのモーター、個体やロットにより当たり外れがあるとか、根本的に不具合があるとか、良くない話も聞くのですがw

実装はまだですが、EG30000Sとの比較で、より素晴らしい方を採用しようかと。



そんな感じかな。

ではまた~。

2016年6月26日日曜日

16/06/26 里帰りタボール 続報 それからシリンダー容量とかの雑な考察

こんにちは。不定時連絡です。

先日組み上げ、試射まで持って行き、いったんお伺いしたタボールさんのその後です。



やっぱりもう少し初速が欲しい、との事でしたね。

現状0.2g弾で85m/s。
これをあと5m/s程度上げるべく、あれこれやってみました。

まずは、ピストン内部にスペーサーを入れてみる。

ほぼ変化なし。

ん~。では、一枚セクカしてある分、ピストンの解放位置が前に寄っているはずなので、試しに元々入っていたノーマルの無加工のギアに替えてみよう。

またまたほとんど変化なし。

んん~。

どうしたものか。
ではでは、とばかりに、今度はスペーサーの代わりにベアリングセット(結構厚み出ますねコレ)を入れてみる。

コッキングできず。強化し過ぎたか…。


・・・。

んんん~どうしましょう。
スプリングの強化は頭打ちだし。
吸排気系で他に弄られる所と言えば・・・、ノズルがあったか!

と、いう事で、一度目の出荷時に、吐出口にPOM材のスペーサーを加工して挿入し、内径を狭めていたノズルを拡張してみました。

工事前:3.2mm

を、じわじわと広げ、様子を見てみます。
とりあえず3.4→3.5辺りで一旦初速を計測。

→86m/s。

おお!改善の傾向ですぞ!

ではこの方向でいきませう!とばかりに拡張、拡張。

3.6mmでどうだ?

→87m/s。

むぅ、これ以上広げると、せっかく絞ったのがあまり意味なくなるな・・・仕方ないか。

3.8mm、これでどうだ?

→90m/s。

ジャストキタコレ!これで勝つる!

という事でこのようになりました。


初速的にも要件を満たし大満足であります。

ここで再びお客様に打診。

後はサイクルですね、恐らくギアを戻しても大差ないのでハイスピードにするか否か。

ハイサイクル化で!
とオーダー頂きました。

しかしながら、生憎とセクカしてないギアセットは在庫が無く、現在発注して到着待ちなので、しばし休工ですね。





さて、今回の一連の調整をやっていてぽやーんと思ったことがありまして。

・シリンダー容量とバレル長

・ノズルの絞り加工とかエアの勢い(単位時間当たりの流量、吐出率?)

等々に絡むと思われる雑考です。

そもそもですが、今回のタボール、590mmのバレル長とフルサイズシリンダーというセッティング的にも、普通なアサルトライフルよりもかなりスナイパー寄りな設定になっております。

性格的にはPSG-1が近いかな、というか、アレを念頭にチューニングレシピを組みました。ただ、メカボの都合から実際のPSG-1からすると、まだシリンダー容量は足りてないんですが。


一般に、バレル長が長いほど、それに比例して有効なシリンダー容量も増えますよね。
当然、バレルが伸びれば伸びる分だけ、バレル出口に至るまでのエアの供給量が増えるからなんですが。

私は常から、電ハンやコン電とPSG-1、及びエアコキのボルトアクションライフルのシリンダー容量の差について、そこまであからさまに違うのは何なんだろうなー、と感じておりました。

例えば電ハン等の親指の2/3程度の小さなシリンダーと、VSR-10の長大かつごんぶとな大容量シリンダー。

同じBB弾を飛ばすにあたって、あそこまで容量に差があるのに、初速に「その比率に相応しい」差が無いのは何故なのか?

私の貧相な脳ミソでのイメージでは、容量こそパワーだと。大容量のエアで飛ばせば当然初速もそれに比して速くなる、モノだと思っておりました。

しかし実際は、電ハン等のミニサイズシリンダーでもデフォルトで初速70m/sくらいは出ますし、VSR-10とかえげつないシリンダー容量を誇るボルトアクションライフルの初速は、規制値を大きく超えるものではありません。



しばしのシンキングタイムです。
では一体、「何が初速を決めているのか」?

こういう時、一番いい答えが出るのは私の場合大抵お風呂ですね。皆様はいかがですか?

昨夜も湯船に浸かりながらなんでかなー、とぼんやり考えておりましたところ、一つの気付きが。

もう一つの大きなファクターを見落としておりました。

そう、それは・・・。

速さが足りない!


話が変わりますが、皆様は小学校等で電気の性質について勉強されましたよね。
電気の強さを表す場合、何と何が必要か?

電流と電圧ですね。

あるいは水で考えても良いかもしれません。
水車を回すのに必要な力について。

やっぱり大切なのは、水量と水圧ですね。

そう、「量」は当たり前ですが、この「圧」という字に込められた意味が大きな役割を果たすんですね。


「圧」、とは何か。

煎じ詰めていえば、決められた単位の中に、どれだけのものが詰まっているか、その詰まり具合の事です。

同じ容量であっても、例えばこの「圧力」が違うという事は、結局引き出されるエネルギーは、同じ時間で区切れば変わって来ます。

「容量が同じだから持ってるエネルギーも同じじゃないのか?」と思いがちですが、それは両方の入れ物が空になった時に、流れ出たエネルギーの「合計」が一緒になる、という話。

この一時、一瞬で流れている「量」は違います。



さて何の話でしたっけ。
この、「一瞬の間に流れる量」が、実は大きく影響するのではないかと。
瞬間的な「エアの流量」ですね。

弾速が一定とした場合、バレルの長さが長くなればなるほど、バレル内部を通過するのに必要な時間は長くなります。

この事から、バレル長の長いスナイパーライフル等の方が、同じくそれが短い電ハン等よりも長い時間「エアを吐き続けなければ」いけない訳ですね。

もしエアを吐く時間が短いバレルの物並みに短ければ、弾丸がバレルを通過し切らない内にエアが切れる事になり、そうなると弾丸には発射方向とは逆向きの、ブレーキになる力が働く為、初速が低下します。


逆に捉えるなら、短いバレルの容量の小さいシリンダーでも、長いバレルの大容量のシリンダーでも、恐らく「瞬間的に弾丸に当たっているエアの圧力」はそう大差ないのではないでしょうか?

つまり、「バレル長が長ければ長いほど、シリンダー内のエアを圧縮するスピードはゆっくりになる」

これが、シリンダー容量の比に対してアンバランスな初速の差の正体です(たぶん)。






というのが私のお粗末な頭脳で捻り出した雑な考察です。

で、ノズルの絞りを広げた事で初速が改善した件はここからどう説明するのか?
この仮説的には、ノズルを絞ればその分そこを通過するエアの「圧力」が上がるから、初速も上がるはずなのではないか?


それに対する一つの仮説としては、「ミスマッチ」ですね。


と言いますのは、シリンダー内の圧縮されたエアがノズルを経由して弾丸を押す訳ですが。

今まで聞きかじりの知識で、「ノズルを絞った方が、圧縮されたエアが弾丸に当たるので、流速効果が得られて飛距離が伸びる」という認識だったのですね。

流速の何かも良く知らないまま。

結果的に、流速チューンの本質とは「瞬間的な圧力を高める事で、弾丸を長く加速させるチューニング」である、とぼんやりと認識しだした今現在から見れば、なるほど確かに圧縮効果はあるのでしょう。

ただし、それはエア漏れ、ロスを考えなければの話です。
またここには、初速と飛距離という微妙に正比例しない二つのファクターが入っていますが、今回はややこしくなるので割愛という事で。

ノズルの吐出口が絞られていた場合、そこを通過するエアの圧力が上がりますが、当然ながら吐出口以外の部分に対しても圧力が上がる=抵抗が生まれるはずです。

考えてみれば至極簡単な話で、当然ながら間口が広い方がたくさんの人が出入りできる訳で。
結果的に、弾丸への有効なエアの供給量としてはむしろ低下していたのではないでしょうか?

つまり、シリンダーからのエアの供給量、恐らくは圧力と供給時間がそれを無視できるほど十分に強力なら、プラスの作用だけが結果として現れますが、それが足りなかった場合、むしろその抵抗によって失われるエネルギーの方が大きいのでは?というのが今の所の解釈です。

例えば単純にシリンダーヘッドとノズルの接続部から盛大にエアが漏れている、とかね。

ノズルを必要以上に絞らない方が、シリンダーから得られるエアの圧力を損なう事無くダイレクトに弾丸に伝えられる、からこそ今回初速が上がった、と考えています。

何事も、適量、過ぎたるは及ばざるが如し、ですね。




長くなりましたが、今回は吸排気系、特にその「動作時間」についてちょっと煮詰めてみました。

本日はこんなところですかね。
それではまた~。

2016年6月23日木曜日

16/06/23 本日の報告(仮) 里帰りタボール他

おはようございます。不定時連絡です。

先日弄り報告を入れさせて頂いたタボールですが、作業を進めております。

まず、先の納入時の状態はこう↓。

・EG1000Sモーターを搭載、ピニオン位置調整。
・ギアはS&T純正(だったと思う)、シム調整。
・シリンダーを肉厚の頑丈な物に交換。容量は元々加速ポート無しのフルサイズ。
・ピストンを全金属歯の物に交換、AOE調整とクラッシュ避け加工。
・ノズルを絞る加工。
・チャンバーに新式の「おまじない」を施工。
・590mmのロングバレルを実装。


だったんですが、一部調整が不味かったらしく、お客様の所で不具合が出て帰って来たんですね。




で、修理と改修を含め弄っている訳ですが、新しく変更した部分は↓。

・モーターをAIPのHT40000に変更、ピニオン交換。
・ギアセットをハイスピードギアに交換、セクターギアを一枚カット。
・歯が一部舐めっていたのでピストンを新しい物に交換。
・チャンバーの「おまじない」を従来の方式に戻す。

以上を実行し、ギア鳴りやシム調整等難航しつつも纏めまして、試射まで持ってきました。



うーん、サイクルはちょっと速いくらいですが、初速が若干・・・。
これで一度お客様に打診してみた所、やっぱりもう少し初速が欲しい、とのオーダー。

そこで、ピストン内部にスペーサーを噛ませて調整してみたのですが、あまり変わらず、というのが今朝の状態です。

さて、どうしたものか。

解決策としては、サイクルとレスポンスがやや落ちますが、

・①ノーマルのギアセットを入れる。

もしくは、コッキングできなくなる可能性がありますが、

・②セクターをカットしていないハイスピードギアにする。

のどちらか、これで初速が上がらなければ、チャンバーの気密の問題か、ノズルですね。

いずれにせよ、部品の在庫がないので作業は中断です。


それから、ずっと懸案になっているのがM41Aです。

いい感じに詰めてきているものの、組み付けに関するアイディアが浮かばず、なかなか思案しております。

これもかれこれ1年ほどお待たせしている物なので、早急に仕上げなければならない依頼ですが・・・、いかんせん、オリジナルの改造作業はまだまだ経験が浅いのか苦手です。



それから、これは入荷情報。

まだ検品待ちですが、以前販売致しました「あの珍銃」が、再度調達できました!

中々に個性的なデザインのアイツです。近々公開できると思うので、続報をお楽しみに!

本日はこんなところでしょうか。

ではまた~。

2016年6月19日日曜日

16/06/19 本日の報告 STAR龍その後、タボール等

こんにちは。不定時連絡です。

先日の更新で漏れていた記事を挙げます。

STARの龍「DRAGON」について、仕上げ等の情報です。

あの後ロールアウトしたのは4月の頭でした。
正直当時はほとんど精神的な余裕がなく、写真もほとんど撮っていませんでしたが、お客様のご依頼でチューニングレシピとして記録が残っていたのでそれを参考までに。

以下レシピです↓。

☆STAR/DRAGON 構成レシピ 2016/04/01ロールアウト時


1.メカボックス系↓


・メカボックス:可動部を研磨加工。ギア、ピストン等の可動部にGグリスを塗布。割れ防止補強加工を実施。

・モーター:AIP HT40000ハイトルクモーター(ピニオン交換済み)に換装。

・ギアセット:CORE 1:32ハイトルクスチールギア(シム調整済み)に換装。

・軸受け:変更なし、接着剤にてメカボックスに固定。

・ピストン:SHS フルメタル/ハーフティースピストン(ハイトルク専用品、ラック加工済み)に換装。

・ピストンヘッド:ノーブランド ステンレス重量ピストンヘッドに換装。

・ピストンその他:ピストンウェイト、AOE調整加工を実施。

・シリンダー:マルイ 加速シリンダー(適合バレル長300mm前後の物を使用、気密加工済み)に換装。

・シリンダーヘッド:変更なし。

・スプリング:DEEP ARMS M100不等ピッチスプリングに換装。

・ノズル:吐出口の絞り加工を実施。

・タペットプレート:変更なし。

・スイッチ接点:マルイ純正品に換装(接点グリス塗布)。

・カットオフレバー:変更なし。

・セレクターアセンブル:変更なし。

・トリガー:弱装版トリガースプリングを製作し交換、トリガー可動域を調整。

・電装系:高効率銀コートテフロン線に張り替え。20Aヒューズを搭載(バッテリー端子形状はミニS仕様を採用)。


2.チャンバー/バレル系↓


・インナーバレル:188mm精密バレルに換装(チャンバー窓を加工済み)。アウターバレルとのブレ止めにテープを巻いて対応。

・チャンバーパッキン:マルイ純正パッキンを加工してスリックパッキンを製作。

・HOPテンショナー:ライラクス HOPテンショナー(ブリッジタイプ)に換装。

・チャンバー他:気密加工を実施。


3.その他↓


・バッテリー:7.4v/2300mAh/130C超ハイレートリポバッテリーを付属(ミニ⇔XT60端子変換プラグ付き)。


で、その時の初速等がこんな感じ(もうちょっと調整したかも)。


と、なっていたのですが、ここで納品後アクシデントが発生。

セットで提供させて頂いたバッテリーがまさかの発火!
本体にもダメージが出た、との事でした。
お客様と取り急ぎ相談の上、急遽返送して頂き応急処置です。

・発火で痛んだケーブルの交換。
・熱で溶けた外装の補修。
・ついでに端子形状をXT60に変更。

したりとかなんとかして急いで発送!
なんとか納期に間に合わせる事が出来ました。

上のレシピでは分かりにくいかもですが、チューン内容は一言で表すと「典型的なプチ流速」です。
お客様には申し訳ないですが、かなりピーキーなチューンになってしまったと思ってました。

その後状況が分からなかったり、諸々の事情で精神的に落ち込んでいたりで、しばらくモヤモヤしておりました。

で、意を決して「?」とお伺いしたのがちょっと前。

お客様より「!」とお返事を頂いてホッと胸を撫で下ろしたのが先日になります。


さて、変わって本日。
このところ調子も良く、久々に触ってみるかと修理待ちのエアガンを取り出してきました。


先日出荷したタボールさんです。
こちらもお客様の所でトラブルが起きたとの事で、里帰りして来たのですが、生憎の体調不良で暫く放置しておりました。

今日は趣味の範疇を越えない程度に触ってみようかと思います。

本日の報告はこんなところでしょうか。
ではまた~。

2015年12月8日火曜日

15/12/08 本日の報告 S&Tタボール後編 今後の予定など

こんにちは。不定時連絡です。

先日はタボールの作業報告中に睡魔に襲われてしまい、文章量的にも長くなったので不本意ながら前後編に分けました。

今日はその後編です。


初速が出てない!なんだ?ノズルだ!

という事で、

ここまで組み上がったものをもっかい分解ですorz

デフォのノズルに比べて、新たに組み込んだものはちょっとばかし全長が長かったんですね。コンマ数ミリのオーダーなんであんまり気にしなくても大丈夫かなー、と思っていたんですが(ここ重要)。

取り外したノズルを、回転工具でちょっとずつ削って行きます。

削っては測り、削っては測りを繰り返す事数回、いい感じになったか・・・あわわわ、削り過ぎちゃったYO!

こうなったら奥の手、盛り付け接着も可能な、エポキシ接着剤を投入だ!

と、あれこれ加工する事しばらく・・・。出来ました!

組み込んでいざ実射。






―50m/s?!

落ちてるやないかーい!(ガビーン)

噂で耳にした圧縮効果を期待して、吐出口を絞ったのが不味かったようです。

またまた、加工に加工を重ね・・・って作業中にトラブル発生!加工中にノズルとドリルのシャンクが固着してしまい、ノズルが一個ダメになりましたorz



翌日、すったもんだして次に寸法の近いノズルを移植するも、やっぱり初速が足りない。この時点で60~70m/sだったのですが、そろそろノズルだけではなく、シリンダー容積不足、それを補うべきスプリングレートが足りてないのでは、と疑い出します。

渋々カスタムノズルを購入し、それを付けてテストしてみるも、やっぱりいまいち初速が出てない。





うーん、ノズルではなく、スプリング変えてみるか?

で、手持ちのスプリングから、あれこれ試し、先日MASADAから抜いたM110位相当のスプリングでいい感じの値が出ましたのでそれで行く事に。

よっしゃー解決した!と思った矢先。

テスト中に給弾しなくなるトラブル発生。

見ると、メカボは動作していますが、ノズルが動いていません。

―タペット折れたか?

急遽分解し、メカボを開けて見ると、やっぱりタペットプレートがウィング付け根で折れてました。

組み立て時に、セクターとの噛み合いがややシビアだけどこんなもんかなー、と思ってましたが、どうやら負荷が強過ぎたようです。

恐らくは、専用設計品ではなく、マルイコピー品の中から、寸法の近い物を無理矢理使っているからこういう事になったのでしょう。
恐るべし中華ガン!

それにしても、ウチで壊れてくれたのは不幸中の幸いでした。
お客様の元に行ってからだと不具合になっちゃうもんね~。

とは言いつつ、タペットの在庫は、実はあんまり豊富ではありません。

形状的にはVer3のタペットをそのまま使っているようですが、どうにも在庫にあるのはVer2用のものしかありません。

こうなったら、現物合せで加工です(またかよw)

できたー!

早速テスト、テスト!


80~90m/s。

良好ですね、正解はスプリングだったようです。


ただこの日は、度重なる実射テストでバッテリーを使ってしまい、サイクルが遅めになってしまったので、後日フル充電で再度テストする事に。

はい、本日ですね。
テストの結果は以下の通り。



良好ですね!

以上をもちまして、S&Tタボール、完成です!







いやー、今回の仕込みは大変でしたーw

いろいろいらない事もしちゃった感じですが、なんとかまとまってくれて感無量です。

これで無事お客様の元へお届けできますね~。






さてさて、今年ももう暮れですが、なんとか今年中に片付けたいお仕事があと2件あります。

一つは、A様よりご依頼の「M41A」。

ハイサイ化の途中で止まっておりますが、グレネード部も未だ全完成とは言えない状態なので、かなり巻きで掛る必要があります。


もう一つは、K様より以来の「STARのMINIMI」です。

メカボックスの修理が途中で止まっていて、お待たせして非常に申し訳なく思っております。
こちらは、近日中に結果を出す予定です。

以下、作業予定順に受注したお仕事一覧です。

・K様より、89式のFET実装と配線の新調。
・同じくK様より、G&GのFNC、バースト回路組み込みの上仕上げまで。
・S様より、STARのドラゴンのアフターサービス、トリガープルと射程距離の改善。
・T様より、JGの89式の組み立て。
・H様より、M41Aグレネード実装の上チューニング。
・N様より、S&Tのタボールのチューニング。

またもや、纏めてみると嬉しい悲鳴が出そうです。

今年も残り少ないですが、皆様お風邪など引かれませんよう、ご自愛くださいね。

ご閲覧頂きありがとうございました。ではまた~。


2015年12月7日月曜日

15/12/07 本日の作業報告 S&T タボール完成! 今後の予定など。 ~不本意ながら前篇~

こんばんは。不定時連絡です。

本日は、先日お伝えしたS&Tのタボールのその後です。

こないだチャンバーとバレルをやったから、その続きですね。
主立ってはメカボ関係です。




結果から言いますと、今回、メカボのガワとギア以外は、ほとんどと言って良いほど手が入ってます。
以前組んだタボールとは桁違いに難産でしたw


早速、メカボを開けます。


案の定というか、これまたコッテコテのグリスとご対面です。

無慈悲な洗浄→パーツの選定に入ります。


S&Tのタボールは、マルイのP90をすこしアレンジしたようなレイアウトの独自設計のものっぽいです。

強化樹脂製の初期ロット以外、比較的品質の安定した金属製メカボを搭載しているのですが、何カ所か泣き所があります。

まず、シリンダーですね。

デフォだと、赤くアルマイト加工?されたペラペラのヤツが入ってますが、これ、ちょっとぶつけただけでも簡単に凹んでしまうナイーブな代物。
交換リストのトップに君臨してますw

それから、海外製電動ガンの定番、初速落としの為、適当に切ったスプリング。こちらもサクッと交換します。

3番手は、信頼性と燃費の観点からガンの心臓であるモーター、こちらもマルイ純正の「EG1000-S」に交代してもらいます。

ここのタボールに関しては、先日のチャンバーパッキンと以上の3点は最低限何とかしたい所ですかね~。

実はこの中に、後々尾を引くチョイスがあったのです!



さて、続きましてはギアです。

これに関しては、今回お客様のご意向をお伺いしたところ、「ノーマルで良し」との事。

海外製電動ガンの数少ない評価ポイント、それはマルイ純正より強度のあるギア類です。精度は当たり外れありますので多少博打ですが、マルイ純正のは、不正改造を防止する観点から、わざと「壊れやすい」素材を使ってます。

しかし、パワー重視の海外製電動ガンにおいては、耐久性が最優先なので、鉄製等の硬ーいギアがデフォで入っています。

これを使わない手はないよね!

ただし、何点か注意事項がありますが今回取り上げるのは、ギアの中の盲点、モーターのピニオンギアについて。

先程、モーターはマルイ純正に、としましたが、当然、そこにくっ付いているピニオンギア、これもマルイ純正の物になります。

さっきの話がここでも登場します。マルイ純正のギアに合わせて、モーターのピニオンギアも当然、「柔らかい」素材で出来ていますのでここに注意!です。

ですんで、モーターの載せ替えをする時は、ピニオンギアも切り替えてあげないと、せっかくカッチカチのギアセットをチョイスしても、ピニオンとの相性が悪くピニオンだけガリガリ削れちゃう、という事態も発生する訳です。

即座に不具合に繋がるものではないですが、寿命は縮みますよね。



ギアの選定も済んだところで、次は選んだギアを適正な位置に安定させる「シム調整」です。

今回も我流で、メカボの真ん中、壁際に一番へばり付く格好の「スパーギア」から合わせて行きます。

一通りシムを挿し終わったら、必ずメカボを閉め、きっちりねじ止めして回り具合を確かめます。
良し、スムーズ。

問題ないので、グリスアップをしてギア関係は終了です。


さてさて、お次は吸排気関係こと、シリンダーとその周りの手入れです。




ここに来て、先程のチョイスの影響が!


シリンダーを交換したのは良いのですが、肉厚になった分内径が狭まってしまい、そのまま使うつもりだったシリンダーヘッドが入らなくなってしまいました。

手持ちのシリンダーヘッドで、その他の寸法がほぼ同じものを選び、これを組み込むことで乗り切った。

と思ったのですが、今度はシリンダーの先端と連結する部品、ノズルもまたサイズが合わない!

ええい、ノズル、適当なノズルは・・・ない・・・だと!?

全長、外径とが同じで、かつ内径が少し広めのものが、まぁそんな都合良く・・・・・・・・・お、これ行けんじゃね?

奇跡的に一本使えそうなのを見つけ、迷わずそれを組み込みました。

とりあえず形にはなりそうですね。


すったもんだありましたが、シリンダー・ノズルはクリアです。

次にピストン。

これは・・・そのままでも行けなくはないんですが・・・、んですが、なんか気に入らないというか、強度無さそうで好かんのですわデフォの部品は。

ですんでこれも交換、交換!

手持ちの部品で使えそうなのをピックアップして組み立て、オリジナルのピストンを誂えました。

この時に併せて、AOE調整と、ピストンのラック加工もやっておきます。ここの辺り、以前は知らなかったのでやってない行程ですよねー(オマ)。

まだまだ続きますメカボのチューニング。

次に弄ったのは、電動ガンの動作の要、トリガースイッチと配線系です。

こちらのタボール、スイッチ接点の代わりにマイクロスイッチが使われているのですが、これが取り外しの際に偶然御開帳してしまいましたw

これも何かの縁、せっかく開いたのですから中を拝見して手を入れます。

接点金具の部分に接点グリスを塗り、瞬着でしっかりと蓋をしました。

配線、に関しても、とりわけ弄る必要はなかったのですが、今回お伺いしているオーダーの中に、「ヒューズの追加」もお受けしていたので、どのみち配線を切る必要がありまして。

ならいっそのこと効率の良い銀メッキ線にやり替えてしまえ、と大盤振る舞いしました!


ここまでやって、ようやく改修は目途が立ちました。後はメカボを閉じて元通りに復元し、諸々の動作テストを行って行きます。


タボールさんに関しては、トリガーとメカボの間の距離が空いているので、マルイのファマスやP90のように金属棒でリンクが張ってあります。この辺の組み立てが独特作業と言えばそうなりますね。



テスト開始です。

まずはメカボ単体で通電させ動作を見ます。

OK、セミ、フル共に動きます。

次に、ガンにメカボを組み込んで、半分組み立てた状態で同じく動作テストです。

OK、トリガーに連動してちゃんと各動作動いてます。



仕上げに、全て組み立てて、文字通り完成品としての動作試験。

初速、連射速度、動作を確認します。






ん?



んん?


遅い!(ショックのあまり写真を撮り忘れた模様w)

初速が足りない・・・70m/s台って・・・何故、ってあれか、チャンバー周りとシリンダー+ピストンの気密は取れているのを確認しているし・・・?

残るは、あー、ノズルだよな。



やっぱりかー!

ここに来てまだ足を引っ張りますか!


続きます。




追記:


先日の89式、妙にサイクルが遅かった件ですが、モーターを純正からAIPのHT40000に交換
してみました。

結果はこんな感じ。



うむ、いい感じですね♪

晴れてめでたく納品となりましたー!

2015年11月25日水曜日

15/11/25 進捗報告 G&G/FNC、S&Tタボール他

おはようございます。不定時連絡です。

先日89式をロールアウトしてから何をしておったかというと、何を間違ったか依頼でもないG&GのふんこちゃんことFNCをひたすら弄っておりました(コラー)。

こちらのFNC、実銃は3点バーストが可能なんですが、モデルではセレクターのみの再現となっていて、ちょっともったいないなー、と思っておったところ、某オクをホゲーと眺めていたらピーン!と来るものが売り出されておりました。

東京マルイ純正の電子制御ユニット、SIG550のバーストユニットです(ドヤァ)。
運良くこちらを入手出来たので、何とか実装できないかと紛糾しております。

閑話休題、ご注文頂いているお客様にも悪いので、とっととまとめて次に行こう、とりあえずノーマル状態でのメカボのドライブまでかな~、と組み立てて、いざ、電源を投入すると、動かない。

ヒューズが飛びましたorz。

アセンブルの手順も間違ってないし、思い当たる節も無かったので、うわーなんだよ、なんでー、とかなり凹みました。

派手なクラッシュ音もせず、モーターがロックしているような挙動でしたので、まず疑ったのは、メカボ内部のピストンレールの外れ。
次に怪しいのは、モーターそのもの。異物巻き込みとかしてたんじゃないのか?

グシャグシャに壊れてたらどうしよう、と内心ヒヤヒヤしながらメカボをオープンしました。

見ると、スプリングがキチキチに圧縮された状態でギアが噛み合ったまま、キレイに出てきました。
すぐさまスプリングを解放して、ギアから何から外して破損のチェック。

OK、欠けは無い模様。

ホッと胸をなでおろすのもつかの間、ではなんで動かなかったのか?
セクターギアとピストンを何気なくクルクル、スコスコしてたら、あっ、と(アッー!ではない)気付く点が出てきました。


ここです。
どうにもこの位置でギアが重くなる、と思って、よくよく観察すると、ありました。

ピンセットで指してる部分、ちょっと写真が悪いですが、ピストンの後端とメカボのリブのエッジがわずかに噛んでます。

コレだー!

で、早速改修です。



メカボの該当部分、及びピストンの後端をガリガリ削って面取りしました。
なんという荒療治。
しかしこれで、セクターを回しても、抵抗なくスルスルとピストンが前後に動きます。

よっしゃ逝ったれ、とこのまま一気呵成に組み立て、再度テストドライブです。

OK、動きました!ヤッター!

これで名残惜しいですが、FNCは一旦休工。



お客様から頂いている仕事のうち、今度は新たにタボールに手を付けました。

サクッと分解です。


メカボを開けると流石に遅くなるので、チャンバーに注力する事にしました。

で、気になったのは、チャンバーユニットの出来の問題。
最初は動かなくないし、問題ないかな?と思っていたのですが、良く見ると、ん?というところが。

HOP調整アームを動かす歯車のうち、真ん中の歯車がどう見ても傾いてるんですね。
何故なのか?

最初は、歯車の背面と、樹脂製のチャンバー故押し出しピン跡のバリが出ているのが当たってるのかと思い(ひどい話です、品質は良くないね)、バリを削ってみたのですが、それでもまだ傾いている。

軸そのものはまっすぐ出ているので、あと問題になるとしたら歯車自体の径か?

手持ちの歯車を何個かテストしてみた結果、余っていたライラクスのストライクチャンバーのカム歯車が一回り小さい事が判明。

コレだ!

それと、ダイヤルの歯車との相性が合うように、真ん中の歯車をチョイス。
赤いギアのワンポイントが可愛いチャンバーユニットの出来上がりです!



その他のアセンブルも参考までに。
チャンバーパッキンは、馬鹿の一つ覚え的にPDIのWホールドチャンバーパッキンに。
インナーバレルは、少し贅沢ですが、どっちみち死蔵していたのでライラクスのEGバレルを使ってみました。

仕上げに、テープを螺旋巻きしてガタを取り、バレルユニットの完成です!


それから、DSG搭載計画が頓挫したM41A。
先日国内DSGの本家、G.A.Wさんより、正真正銘の本家DSGと専用スプリングを購入しました。
クイックリリース式のVer6メカボも入手したので、まだまだタダでは起きませんぞ~。

本日ご報告できるのはこんなところでしょうか?

G&GのFNCは、道理で動かない訳ですね。動作不良品というのか、メカボの加工ミスですね、他の加工精度が高いだけにもったいないです。

そしてタボール。
慣れているのもありますが、分解がとにかく楽ですね。整備性は無茶苦茶高いので、テストベッドとしてもオススメです。

ではこのへんで、またね~。