本日否昨日は銀行行ったり銀行行ったり自転車のタイヤが駄目になったりといろいろあったんですが、先日ぼやいていた旧キットのギャンをお迎えに行きました。
こちらです。
このキットが発売された頃は、まだ機体の型式や製造メーカーの設定は曖昧だったのか、非常に漢らしく「重モビルスーツ ギャン」と書かれているのみな所とかもグッとくるものがあります。
実はこのキット、入手するのは今回で2回目で、前回は組み立てないだろうと思いオークションで安値で売ってしまったんですね。まだ手に入る物だから良かったものの、今まで売った事を後悔してました。手に入って本当に良かった。
んで中身はこんな感じ。
俗に言う「モナカ割り」という手法でパーツ点数は少ないものの大胆に成形されてます。
だがここで問題が。
少ないとは言え、今日の私にとってはかなりお腹一杯のボリュームでした。正直ちょっと積んどこうかなとも思いました。中々ふんぎりが付きません。
この状態でしばらく眺め、箱に仕舞いまた出してを繰り返す事数回、「よし、今だ!」と閃いた瞬間に思い切って取り掛かりました。
私の場合、我流ですがこの位の点数ですとまずこうやって使用するパーツを全部切り出します。ここで先日購入したゴッドハンドニッパーが大活躍しました。(http://item.rakuten.co.jp/godhand/godhand-spn-120/ こちら、少々お高いですが値段以上の働き者です。オススメです)。
んでもってさくさくと組み立てていきます。
あんよができて、
所々は現在の関節パーツに置き換えたりしつつ、組み立てて。
仮組ですが完成したのがこちら!「重モビルスーツ」とあるだけに中々にマッシブなプロポーションです。最近に発売された同スケールの「MG YMS-15ギャン」(いわばアップグレード版、もしくはフルモデルチェンジ)よりもこちらのプロポーションの方が私は好みかも知れません。
参考までにMG版はこんな感じ↓
同じようで全くの別物です。重モビルスーツの重の字はどこへ行ったのかという位スレンダーになっちゃってます。
MG版が手元にあれば横に並べての比較写真とかも撮れたのですが、生憎ともう既にジャンクパーツの海(俗に言うマウンテンサイクル)に沈んでしまいサルベージ不可能な状態です(amazonさん写真お借りますorz)。
以前これを触った感触ですが、確かにこのMG版もよく出来た傑作キットでした。スラリとしたヒーロー体型のプロポーションに、ガシガシ遊べる広い可動範囲、精密な内部ディテールと盛りだくさんのプレイバリューで飽きない逸品です。
しかしながら、それでは旧キットは古いから良くないという訳ではありません。断じて否。旧キットには旧キットの良さがある事、今日組んでてひしひしと感じました。
特筆すべきはやはりそのプロポーション。決して太くはないんですがしっかりがっしりとしていて頼もしい「闘士体型」とでも申しましょうか。とにかく迫力のある素晴らしいフォルムです。コレはいい。
本体を仮組みにしろ完成させてみますと、ガンプラ黎明期の試行錯誤の跡があちこちに見て取れました。例えば股関節の構造等は、現在の最新モデルのガンプラにも負けないほど斬新で革新的な構造でした。しかしながら恐らくは、その後のガンプラの進化の途上で「失われた技術」となってしまったのでしょう。
それ以外の肘や膝の可動部分は非常に原始的な構造となっており、今日の目線で見ると流石に苦しい所ですが、仕方ありません。そのちぐはぐな特徴は正にガンプラの進化の過渡期に産み落とされたキットだと言えるでしょう。
それ故その至らぬ点を現在の技術で補完してやれば、このキットは相当「化け」ると感じさせてくれる、大変楽しく作れた「良い」キットでした。
ちなみに本日はこの後「MGギャン」の代わりに手持ちのMSで何体かツーショット写真を撮らせて頂いたのですが、その辺の解説をしだすとどうしても「製造メーカー云々」といったガンダムの「設定」の話になり長くなりそうなので、それはまた後日という事で。気になる方はどうぞご期待ください。
本日は長々とここまで読んで頂いてありがとうございました。それでは~。
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