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2019年5月28日火曜日

2019/05/28 ターセル89式ロールアウト!

お久しぶりです。長らくご無沙汰しておりました。不定時連絡です。

あれからすったもんだありまして、しばらく工房を閉じておりましたが、最近になってようやく再始動できました(何度目だナウ〇カ)。

再始動一本目のお仕事は、ご依頼頂いておりましたターセルの89式であります。


こちら随分長い事お待たせしてしまい誠に恐縮なのですが、お客様の優しいお言葉に甘えて納期が延び延びになってしまいました。いけないですね。
納期管理の徹底は今後も最優先課題です。

さてさて、こちらの一本、構成等々どうなっているかといいますと。
以前素のオーバーホールをご依頼頂きまして、一度納品させてもらった後、FETスイッチの搭載をご依頼頂きまして、ついでではないですがその他の部分も色々とブラッシュアップさせて頂きました。
FETは自作のものを搭載しましたが、最初+-を逆に繋いでしまいヒューズを飛ばしてしまいました、ポカミスですね。

メカボックス内について。
ピストンをマルイの純正に変更し、ピストンヘッドはアルミ製のメタルヘッドに、ピストンとシリンダーのOリングは国産品の耐久性を重視した素材を選定。
したのですが、ピストンのレールがメカボックスのスライド部分と微妙に干渉して動作が渋かったので、双方を加工して微調整しました。

メカボックス上部の金属ステー(89式独自の高剛性を実現する背骨ですね)を固定するネジのうち、チャンバー寄りの一本はボルトカバーの開閉に干渉するので低頭ネジに変更。

スプリングは適切な初速が出せるよう、一段階上の強度のものに交換。

他、メカボックスに関しては新たに導入したグリスを使い、数種類のグリスでグリスアップしました。

忘れてはいけないのが89式のウリの一つであるバースト機構。
これが組み上げてテストしたところフルオートになってしまい、四苦八苦しました。
89式の機械式バースト機構は絶妙なバランスで仕上がっているのですが、それ故調整するにはファクターが多すぎて無茶苦茶大変なんです。

今回のバースト不具合を受けて、どこが悪いのかとあちこち触ってみましたがなかなか改善が見られず・・・10回はメカボを開け閉めしました。
正解は、バースト機構そのものではなく、スイッチ金具の曲げ具合が強すぎてリリースが渋くなっていた、というものでした。

さてメカユニットが解決したので次はバレルとチャンバー。
バレルは元々入っていたものを使いますが、銃口部のテーパー加工とチャンバー窓の加工を実施。
チャンバーのアームは定番のメタルパーツに交換して剛性を強化、テンショナーにも一工夫して力が逃げないようにしています。
チャンバーパッキンは、最近人気の宮川ゴムさんのハイブリッドチャンバーパッキン、これの長掛けダブルホールドを入れてみました。

ついで外装。
89式やショットガンのベネリ等々、グリップ部分などがラバーコートされているモデルの宿命として、ラバー部の劣化がありますが、ここもケアします。
一度劣化しているラバーコートをすべて剥がし、プライマーを打って下地処理した後にラバースプレーを塗布。
これの吹き加減もなかなか難しいですね、仕上げのコントロールが結構シビアです。最初特にノウハウもない状態で吹いた時の方がキレイに上がっているって何故・・・?


そんなこんなで仕上がった89式、性能的にはこんな感じです。
(7.4v2200mAhリポバッテリー、マルイ0.2g精密BB弾で試験)



これでまた一つ肩の荷が下りた感じですが、まだ依頼は控えておりますので油断できません。
次はロボコップでお馴染みの「あの銃」のカスタムを進めていこうかと思っております。
こちらも依頼品ですが、ちょっと個性的な姿になる予定、です。

こんなところでしょうか。ここまでお付き合いありがとうございました。
それではまた~!


PS:あ、そうそう、

結婚しました!

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